「めくるめく興奮と陶酔、幸福感」エロティシズムを大胆かつ刺激的に描いた全く新しい官能映画『エマニュエル』
あの「エマニエル夫人」が新たによみがえる
新作映画『エマニュエル』が2025年1月10日(金)より日本公開となる。“エマニュエル”というタイトルにピンときた人は同時に「リバイバル上映じゃなくて新作?」と思ってしまったかもしれない。そう、1974年に公開され日本を含む世界中で社会現象レベルの大ブームを巻き起こした『エマニエル夫人』の50年ぶりとなる新たな映画化作品だ。
エマニュエルは仕事でオーナーからの査察依頼を受け、香港の高級ホテルに滞在しながらその裏側を調べ始める。しかし、ホテル関係者や妖しげな宿泊客たちとの交流は、彼女を禁断の快楽へといざない――。
官能シーン満載ながら日本では一般映画として公開
エマニエル・アルサンによる官能文学の傑作「エマニエル夫人」。70年代の映画版で主演を務めたのはシルヴィア・クリステルだ。官能シーン満載ながら日本では一般映画として公開され大ヒットを記録し、大人はもちろん学生たちも劇場に押し寄せたというから、その関心ぶりが伺い知れる。
50年ぶりによみがえった新作映画『エマニュエル』は、はたしてどんな作品に仕上がっているのか? 当時リアルタイムで劇場に行ったというベテラン映画ファンも、本作で初めてその衝撃に触れる世代も、ぜひ鑑賞前に監督やキャスト陣をチェックしておこう。
仏の気鋭監督が描く“全く新しい官能”映画
映画『エマニュエル』の監督を務めたのは、1980年生まれの女性監督オードレイ・ディヴァン。前作『あのこと』が世界で絶賛され、ヴェネチア国際映画祭金獅子賞、ルミエール賞作品賞を受賞し、英国アカデミー賞、セザール賞の監督賞にノミネートされた、フランス映画界が誇る新たな才能だ。
ディヴァン監督は物語の舞台を現代に変え、観る者にめくるめく興奮と陶酔、さらには幸福感までも与えるエロティシズムを、大胆かつ刺激的に描き切ってみせた。誰もが初めて体感・体験する“全く新しい官能”映画が、全世界・全世代・全セクシュアリティを翻弄する。
世界が熱視線を送るノエミ・メルラン主演! 共演にナオミ・ワッツら
そんな本作で主演を務めるのは、『燃ゆる女の肖像』、『TAR/ター』など多くの話題作で忘れ難い輝きを放ったノエミ・メルラン。いまだ映画ファンの網膜に焼き付いているシルヴィア・クリステル版のイメージををどう塗り替えたのか? それを確かめるだけでも観る価値アリだ。
そして共演には、『インポッシブル』でアカデミー賞にノミネートされたナオミ・ワッツや、英BBC制作のドラマ『Giri/Haji』(平岳大、窪塚洋介ら出演)への出演や『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』では監督を務める才人ウィル・シャープ。さらに『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のジェイミー・キャンベル・バウアー、『インファナル・アフェア 無間序曲』で知られる香港の国民的俳優アンソニー・ウォンら国際色豊かなキャストたちが脇を固める。
『エマニュエル』は2025年1月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷他ほか全国順次公開