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栄区 金井高校 創立50周年で中庭再整備へ クラウドファンディングで支援者募る

タウンニュース

左から笠原校長、神山さん、森会長、高杉会長

栄区金井町の県立金井高校(笠原昭彦校長)は7月30日から、荒れた中庭の再整備に必要な資金をクラウドファンディング(CF)で募っている。これは創立50周年記念事業の一環で、目標金額は1000万円。

生徒の急増に対応するための「高校百校新設計画」の中で1975年に設立された同校。これまで1万7000人以上の卒業生を輩出し、今年度は戸塚区・栄区在住の生徒を中心に975人が在籍している。

節目を迎えた同校では創立50周年実行委員会(森秀明委員長)が10月の記念式典やグラウンドの夜間照明の設置などを計画。その一環としてCFで集めた資金を利用して中庭の再整備を実施する。同校の中庭は、中央にはシンボルツリーのケヤキが植えられ、周囲にはベンチが置かれている憩いの場。生徒にとっても馴染み深い場所で、文化祭では模擬店の出店スペースなどとして活用されている。

しかし、2019年からケヤキを囲うように植えられていた生垣が害虫によって枯れてしまい、生垣を伐採。また、耐震工事を行うために業者の車両などが出入りするため、中庭の一部が閉鎖された時期も。それもあって6年間、整備が行われず、雑草が生い茂る状態が続いている。創立50周年実行委員会の森委員長は「生徒にとって以前と同じような憩いの場所にするためCFを考案した」と企画の意図を話した。

1000万円が目標

支援の受付期間は7月30日から11月30日まで。第一目標は300万円で、生垣だった部分を芝生にする。そして、最終目標は1000万円に設定。ケヤキ周辺の砂利部分をコンクリート状のブロックで埋めるなど、集まった金額に応じて装飾を施す。応募期間終了後は芝生化を今年度中、砂利部分をブロックで埋める工事を来年度中に予定している。

多様な企画進行中

他にも多くの企画を進行中の同校。10月に発行予定の「創立50周年記念誌」はCFで1万5000円以上の寄付者に配布される。また、3年生の神山莉子さんが考案した50周年記念ロゴマークも発表。同校PTA会長の高杉陽子さんは「文化祭など同窓会と協力して50周年を盛り上げたい」と笑顔で語る。また、50周年に際して、笠原校長は「今年は100周年に向けたスタート地点。今まで受け継いできたバトンを次世代へ受け渡す年度にしたい」と意気込んだ。

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