本牧ゆかりの「新応援歌」 YSCCのサポーター
サッカー・YSCC横浜のサポーターグループ「CELESTELA12(セレステ・ラ・ドセ)」では今シーズンから、本牧を代表するミュージシャン、CHIBOW(チーボー)さん率いるバンド「SKA-9」の曲『マイ・ホーム・タウン』をチャント(応援歌)の原曲に採用した。『この声を武器に唄うぜMYHOMETOWN』の歌詞がスタジアムで選手を後押ししている。
「地域はファミリー」CHIBOWさんの曲で
「クラブは『地域はファミリー』を掲げていますが、果たして地域にとってYSCCは『ファミリー』と思ってもらえているだろうか」。
そう語るのはグループ代表の猪股義浩さん。JFL降格を受けて、クラブが再びJリーグに戻るためには成績2位以内のほか、J3時代に達成できなかった平均観客2千人超えが必要となる。サポーターの立場で出来ることとして「応援で地域性を出す」という考えから、新応援歌のコンセプトができていった。
これまでも先日亡くなったいしだあゆみさんの『ブルー・ライト・ヨコハマ』をチャントに使っていたが「中区本牧にフォーカスした曲を」と、行きつけのメンバーもいる「ブギーカフェ」のオーナー、チーボーさんの曲を採用。メンバーで考えた歌詞は『どんな困難が待っててもやっぱり俺らはお前らが好きさ』など、再起をはかる選手たちへの思いが込められている。録音を聞いたチーボーさんからも「イイネ!」のお墨付きをもらったという。
「押せ押せの展開にしたいとき、皆の気持ちを声にする意味で歌いたい。初めて来た人が『また次も来たい』と楽しんでもらえる応援ができれば」と猪股さん。12番目の水色の戦士たちも、昇格に向け戦っている。