磯津漁港&長太ノ浦の投げ釣りでキス12匹を手中!【三重】風とエサ取りに苦戦して数伸びず
6月に入ってからキスを狙って三重県津市、鈴鹿市、四日市市の漁港やサーフから6回ほどサオを出したが、平均釣果は12.5匹と今シーズンは苦戦している。少し釣果が上がり「これから本格化しそうだ」と期待しても、その後は数が伸びない状況が続いているので、7月中旬も調査のために三重県四日市市の磯津漁港へ出かけた。
磯津漁港でキス釣り
当日は中潮で満潮が午前6時52分、干潮が午後1時39分。目覚めると、やってしまった朝寝坊!慌てても仕方ないと朝食を取ってから出発し、午前8時に到着してキス釣りを開始した。
吉崎海岸でキス6匹
道具を持って白灯堤へ進んだが、人気の釣り場だけに人がいっぱいでサオを出すスペースがない。
南に広がる吉崎海岸はルアーアングラーでにぎわっているが投げ釣りの人は少ない。ルアーアングラーが移動して空きスペースができたので、すぐに準備を始めた。
海からの向かい風となるので、風に負けないようにジェットテンビン20号を選択。投げ用の5本バリ仕掛けに、カットしたイシゴカイを刺して沖に向かって投入する。向かい風を押しのけるように飛んだが80mほどで着水。やはり向かい風では思ったより飛ばない。
素早くイトふけを取ってゆっくりさびきながらキスにエサのアオイソメをアピールしていく。小さいアタリで小型のカレイやハゼ、ヌメリゴチなどのゲストフィッシュがハリ掛かりする。エサ取りに邪魔されながら投入を繰り返すと、ようやくプルプルのアタリでキスをゲットした。
午前10時までに5匹追加し、四日市の楠漁港と鈴鹿の鈴鹿漁港の間にある長太ノ浦へ移動した。
長太ノ浦でもキス6匹
長太ノ浦もルアーの人気エリアで投げ釣り師は少ない。場所を探して日差しが降り注ぐ浜辺を歩くが、海風で多少暑さをしのげる。入れる場所を見つけてほっとした。
潮が引いて砂浜が広がっていく波打ち際から沖に向かって遠投する。吉崎海岸と同じようにコツコツ、ピリピリの小さいアタリでゲストフィッシュが上がってくる。
エサ取りにも向かい風にも熱中症にも負けず、水分補給しながら、少し左右に投げ分けてキスを狙っていく。するとプルルンとキスのアタリが出て、ゲストフィッシュに交じってヒット。活性の高いゲストフィッシュが多いのか、キスは活性が低く数も少ないのか。考えながら投入を繰り返してキスを追加した。
次第に白波が立つようになり、昼には釣り人も少なくなり、午後0時半にサオを納めた。
当日の釣果
釣果はキスのサイズは14~16cmで、吉崎海岸6匹、長太ノ浦も6匹。
今回も数型ともに伸びなかった。夏休みに入ったらどうなるか。まだまだ調査は続く。
<週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年8月8日号に掲載された記事を再編集したものになります。