前面展望「稲城駅」から「若葉台駅」後半【駅ぶら】06京王電鉄317 相模原線37
※2023年4月撮影
トップ画像は前面展望「相模原線」「若葉台駅」にむかっています。駅間が3.3kmもあります。しかし風景に特段の変化は無く、線路の両側に広がる「多摩丘陵」の緑の中を気持ちの良い速度で電車は進みます。
右にカーブして「相模原線」は向きを徐々に東西に変えます。
※2023年4月撮影
流石に駅間3.3kmは長く、「京王線」の場合、短ければ1分程度で次の駅に着きますが、既に2分以上走っています。
※2023年4月撮影
余談ですが、筆者の乗った最長の駅間は、「JR北海道」の「石北本線」「上川駅」から「白滝駅」までの37.3km。1駅進むのに50分近くかかりました。京王線で言えば「新宿駅」から「京王八王子駅」までに匹敵する距離なのです。
この駅間にかつては「天幕駅(2001年廃止)」「中越駅(2001年から信号場)」「上越駅(1975年から信号場)」「奥白滝駅(2001年から信号場)」「上白滝駅(2016年廃止)」と5駅あったのですが、極端な人口希薄地帯で駅が次々に廃止されてしまったのです。筆者は「上白滝駅」が有った頃にも乗っています。とにかく1両のディーゼルカーがコトコトとノンビリ走っています。運転士さんは冗談の様に「人間よりも熊の方が多い」と笑っていました。
しかし緑が多いです。「京王線」の本線ではなかなか出会えない車窓です。
※2023年4月撮影
左のフェンスは、都立若葉総合高等学校のものでしょうか。
※2023年4月撮影
たくさんの建物が見えてきました。
※2023年4月撮影
若葉台駅です。
※2023年4月撮影
駅は、直線区間にあります。
※2023年4月撮影
駅は島式ホーム2面4線。退避線がありますが、緩急接続は行われていない様です。駅の「調布駅」側は高架線です。
※2023年4月撮影
約3分で「稲城駅」から到着。
※2023年4月撮影
駅の西側には「若葉台検車区」があります。前方右側に広がっています。
「橋本駅」側は高架線ではなくなっています。
※2023年4月撮影
次回は「若葉台検車区」からスタートします。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。
※参照資料
・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)
・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他
下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました
・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)
・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)