甘酸っぱい青春の味「レモンのお菓子」に魅せられた人へ贈る! おやつに食べたいマストバイ菓子3選
実は「冬が旬」でありながら、夏のイメージいっぱいのレモン。涼感を求めてか、今日もフードセレクトショップでは目にも鮮やかなレモン味のお菓子が並んでいる。
すっきりとした酸味が清々しく、しかも実はチョコレートとの相性バツグンという、菓子になるための天賦の才をもって生まれてきたレモン。筆者も「新商品を見るたびに買っている」といっても過言ではないのだが、その中でリピートしているおすすめアイテムをご紹介したい。
・メルバ レモンホワイトチョコレートクッキー(税込498円)
まずはカルディから定番、オランダの「メルバ レモンホワイトチョコレートクッキー」だ。シリーズ品として、いくつかあるクッキーのうちのひとつ。
見た目は「ソフトクッキーかな?」と思うほど、厚みがあってポテッとしている。
しかしひとくち食べれば、予想を裏切るザックザクの食感。口の中でほろほろと簡単に崩れるから、決して硬いわけではないのだが、日本のクッキーにはない独特の歯ごたえが感じられる。
少し歯にくっつく感じもあるが、噛んでいるだけでストレスが溶けていく。めちゃくちゃ粉がこぼれるので、台所などで立って食べるのが筆者の定番だ。その素朴さもまた、「マンマの手づくり?」と言いたくなる魅力となっている。
ボリューム感のあるホワイトチョコレートチャンクが濃厚なコクをプラス。ほんのりと漂うレモンの香りのおかげで、くどくなりすぎない。レモン×ホワイトチョコのペアリングは、もう殺人的に美味しい。
こってりと甘く、すごく食べごたえがあるのに、なぜか中毒的に「もう1枚……」となってしまう恐ろしいクッキーだ。食べすぎ注意。
・ラ・ポシェ・ゴシュ(税込462円)/プレフェレ ダマンディン(税抜580円)
写真左「ラ・ポシェ・ゴシュ タルトレット(レモン)」はカルディ、写真右「プレフェレ ダマンディン レモン タートレット」はカフェランテ(全国のイオンやイオンスタイルに店舗がある食品セレクトストア)で購入した。
このふたつ、どちらもフランスのブランドで、筆者には見分けがつかないほど同じ味に思える。デメルとザッハーのようなものかな?
どちらもオーバル型のタルトクッキーに、レモンのジャムがのったお菓子。このジャムの部分がフルーティーでとても美味しい。ジュレのような、くずきりのような、繊細な舌ざわり。この部分だけカップいっぱい食べたい!
日持ちがするクッキーは、どうしても生菓子や生フルーツのようなフレッシュさを保ちにくい。しかしこのお菓子は、クッキーなのに果汁がしたたるような瑞々しさが感じられる。ジューシーでフルーティーで爽やか。
外国のお菓子にありがちな個性的すぎるクセもなく、ティータイムのおともとして万人にオススメできる。
・瀬戸内レモンもち(参考購入価格:税込298円)
3品目は日本のお菓子で、愛媛のお菓子メーカー「世起(せいき)」の「瀬戸内レモンもち」。筆者は前述のカフェランテで購入した。
レモンピューレ入りのマシュマロが好きで、「似たものかな?」と思って買ったらまったく違った。こちらは、生地の中に瀬戸内産レモンの果皮を練り込んだもの。キャンディーのような個包装になっているので、外出先でも食べられる。
食感はもちもちとグミのよう。しかし舶来のグミほどの「自己主張強めの弾力」はなく、すっと噛みきれる。和菓子の世界の“半生菓子” のような優しさが感じられる。
時折、歯にあたるのはレモンピール。洋菓子と和菓子のよいところをマリアージュさせたような創作菓子だ。筆者が「サクサクした食品」や「もちもちした食品」が好きなため、ついつい噛みごたえのある菓子ばかり推してしまうが、同志ならきっとこれも好きだと思う! むぐむぐと食べ続けてしまう。
・惜しくも選外となったのは…
以上3点は、自信をもっておすすめできるお菓子たち。ここからは惜しくも……いや、別に筆者に選ばれなかったからといって惜しくはないだろうが、選外となったアイテムをご紹介したい。
王者ゴディバの夏の新作「瀬戸内レモン ラングドシャクッキー」。価格は4枚入りで税込626円、アソート8枚入りで税込1350円と、この記事の中では最高級だ。
カリッカリの薄焼きラングドシャには高い技術を感じさせるし、チョコレートの奥深い味わいはさすが。
しかしレモンの風味はそれほど強くなく、チョコレートのほうが勝ってしまっている印象。生地も筆者には「ドライすぎる」と感じられ、コスパも考えると「一度食べたら満足」という評価だった。
こちらは逆にめちゃくちゃ気に入っているけれど「菓子じゃないだろ!」ということで挙げられなかった「DozoFreesh フルーツティー LEMON PASSION」(税込389円)。前述のカフェランテのほか、専門のオンラインショップもある。
たくさんラインナップがある中で、LEMON PASSIONはオレンジ、レモン、ライムなど柑橘系が多く入っている。
パッケージに1・2・3と順番が書いてあるので、その通りにティーバッグとドライフルーツを容器に入れる。冷水を使ったアイスティーがおすすめされているが、もちろんお湯を注げばホットでも作れる。
あとは10分~30分ほど待って抽出すれば、目にも鮮やかなフルーツフレーバーのジャスミンティーの出来上がり。水量は600ml推奨で、継ぎ足しすれば合計1800mlくらい飲める。
部屋が柑橘類のフレッシュな香りで満たされる。お茶の渋みはほとんどなく、どちらかというとデトックスウォーターに近い。
カフェインレスだし、(果肉を食べなければ)カロリーゼロなので罪悪感もない。無糖炭酸水やソルトでアレンジするのもよいという。
このカップを脇においてパソコン作業をするとデスクがずーっといい香りに包まれるので、仕事がはかどったような気がする。菓子ではないけれど、部屋の雰囲気ががらりと変わる秀逸アイテムだ。
そのままかじって「美味しい」という人はあまりいないと思うが、チョコやバターや塩と組み合わさることで何倍にもポテンシャルを発揮するレモン。甘酸っぱくてジューシーで、気分まで上がる甘美な果物だ。この夏はどんな新商品が登場するのか期待がふくらむ!
参考リンク:カルディコーヒーファーム公式サイト、カフェランテ公式サイト、DozoFreesh公式サイト
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.