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シドニー発のコーヒーロースター「Single O」が新旗艦店をオープン!オーストラリアのコーヒー文化に新風起こした味わいを神田淡路町で

舌肥

オーストラリア・シドニー発祥のスペシャリティコーヒーロースター「Single O」が、日本での新たな旗艦店と位置付けるカフェ「Single O Kanda Awaji」を東京・神田淡路町にオープンすることになり、4月24日の開業日に先立ってメディアを対象とした内覧会が開催された。当日は同店のオープンに合わせて本国から来日したマイク・ブラバントCEOらも出席。自慢のコーヒーやフードがふるまわれつつ、“人と人がつながるコミュニティの場”をコンセプトとするシドニー式カフェのこだわりが紹介された。

タップでコーヒーを淹れる新感覚体験を「Single O Kanda Awaji」で

両国、渋谷、日本橋浜町に続く国内4店舗目のカフェとして、神田淡路町の複合施設・ワテラスタワー3階でオープンを迎える「Single O Kanda Awaji」。現地に辿り着くと、さまざまな人々が行き交うエレベーターホールに接したカウンターにはビアバーを彷彿とさせるタップが…。

「はて、場所を間違えたか?」と一瞬思ったのだが、実はこの「コーヒーオンタップ」こそが「Single O」を象徴する仕組みのひとつ。こちらはカップをセットすると約10秒でコーヒーを抽出してくれるというタップ式のコーヒーサーバーで、本格コーヒーのスピーディーな提供を実現している。店内には計6つのタップが設置されており、トレーサビリティにこだわったシングルオリジンの品種やブレンドのコーヒーを提供していくとのこと。

この日の内覧会には、日本で本ブランドを展開するSingle O JAPANの山本酉代表に加え、同店のオープンに合わせて本国・オーストラリアから来日したSingle Oのマイク・ブラバントCEOとショップ統括者のダニエル・セサラノ氏が出席。

Single O JAPANの山本酉代表

山本氏から国内最大規模となる同店のコンセプトが紹介されたほか、この日早朝のフライトで到着したばかりというブラバント氏からは2003年にシドニーで創業し、同国におけるサードウェーブコーヒーの草分けとして新風をもたらしてきたSingle Oの歩みが語られた。

Single Oのマイク・ブラバントCEO(左)とダニエル・セサラノ氏(右)

 

人が集い、コミュニケーション生まれる「マザーシップ」を目指す

Single O全店のインテリアデザインを担当するシドニーの建築スタジオが手がけた店舗は、日本における新たな旗艦店という位置付けをもとに「マザーシップ(母艦)」をコンセプトとした宇宙を連想させる空間。拡がりを感じさせる天井や近未来的な印象のカウンターなどはそのこだわりを感じさせ、浮世絵を現代風に再解釈した作品で話題を集める新進気鋭のアーティスト・大河紀によるアートワークも空間作りに大きな役割を成している。

スタッフと客、あるいは客同士のコミュニケーションが自然と生まれる場であり、地域のコミュニティハブとして定着しているシドニーのカフェ文化を踏襲した店舗作りを行っているのも特徴のひとつ。中央に配した大きなロングテーブルなどシームレスな空間に人が集う場所という印象を抱くだけでなく、店内でのPCの利用禁止というルールも、人と人の出逢いを大切にしてほしいという店側の意気を感じさせる。

新店舗では、Single Oで初となる本格的なフードメニューを提供。「マッシュルームトースティ」(1900円)、「レジ―・ラブ・バーガー」(1800円)などオーストラリアの朝食にインスピレーションを得たメニューを10種以上揃え、この日は「マザーシップボウル」、「柚子ベネディクト」、「バナナブレッド エスプレッソバター添え」の3品が試食としてふるまわれた。

「柚子ベネディクト」(1900円)

「バナナブレッド エスプレッソバター添え」(800円)

このうち「マザーシップボウル」は、シドニーの本店でも提供しているという、オーストラリアの風を感じさせるメニュー。玄米、ポーチドエッグの周囲をマッシュルームや季節の野菜が彩る一品は、さまざまな個性を持った人々がひとつの場所に集まるマザーシップという店舗のコンセプトを一皿の中に表現しているかのようだ。

「マザーシップボウル」(1400円)

なお、メニューは各席に設置されたQRコードからスマホを通じて注文が可能で、バリスタが淹れるカフェラテなどコーヒーオンタップにはないドリンクや、オリジナルカクテル、オーストラリア産クラフトビールなどのアルコールメニューもこちらでオーダーできるようになっている。

店内にはサステナブルな精神に根差したポイントも

また、サステナブルな視点が各所に散りばめられているのもポイントで、客席にはFLANGE plywoodが手がけるアップサイクルの椅子などを採用。そのほか、カウンターや一部のテーブルにはシドニーの本店近くで作られているという再生プラスチックの天板を使用し、コースターにもコーヒー豆輸送用の麻袋を再利用した素材が使われるなど、さまざまな試みが行われている。

Single Oのモットーを伺うと「時代の進化に合わせて絶えず変化し続けること」(山本氏)、「コーヒーを取り巻くすべての環境をより良くしていくこと」(ブラバント氏)とそれぞれ答えてくれた両者。その思いは独創的なコーヒーオンタップのほか、年に4度変わるというART BAG(コーヒーバック)など、常に同じではない店作りの中に反映されている。

「Single O Kanda Awaji」は、神田淡路町の複合施設・ワテラスタワー3階に4月24日オープン。オージーたちを魅了する一杯とオーストラリアを感じるグルメの数々、そして同じ空間に集う人々…、さまざまな出逢いは訪れる人をきっと幸せにしてくれることだろう。

「Single O Kanda Awaji」
所在地/東京都千代田区神田淡路町2-101 ワテラスタワー3階
営業時間/8:00~21:00(土・日曜、祝日は9:00~18:00)
https://singleo.jp/

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