寺尾小学校6年3組 地元店と協力しパン製作 味や形に工夫 3月末まで販売中
寺尾小学校6年3組の児童がこのほど、馬場のパン屋「パンの木モグモグ」と協力して、オリジナルのパン「つるぴよッピーパン」を考案した。
同組は「まちの人とつながり、まちの人を幸せにしたい」という目的のもと、昨年度に5年生がコラボした同店と交流したいと、昨春ごろから活動を始めた。
同店から「お客さんが増えると良いな」との思いを聞き、さらに地域に笑顔を増やすためのオリジナルのパン作りに挑戦。全校児童や近隣の旭小学校にも足を運び、約1200人から好きな味などのアンケートを実施して売れるパンを調査した。
そして同店や(株)ロッテの社員らを授業に招き、美味しいパンの作り方を教えてもらいながら、本格的にパンの形や味を考案。最終的に7つのアイデアに絞り、同店店主の保住素朴さんに提出。試作可能な4種類を実際に製作してもらい、試食を重ねて、今回販売するパンが決定した。
オリジナルパン「つるぴよッピーパン」は、同校で長年愛されているキャラクター「てらぴよ」と「鶴」の2つをデザインし、家族や友達とシェアして食べられるようにチョコレートとカスタードの2つの味に分ける工夫もされている。
販売が始まり、売れ行きも好調だとか。保住さんは「お客さんからの反響も凄く、子どもたちのアイデアと工夫には驚くばかり」と話した。児童の1人、梅澤那帆さんは「まちの人と繋がれたりして楽しかったし、パンも美味しくできて良かった」と笑顔で語った。
パンは同店=馬場4の36の15=で3月末まで販売予定。1個260円。