カラムーチョにコンビーフ!? 個性派ふりかけ6種を食べ比べてみたら、完全にふりかけの概念が変わった
先日、スーパーのふりかけコーナーで妙に目立っているパッケージを発見した。近寄ってみると、見覚えのあるロゴがズラリ。
スナック菓子の「すっぱムーチョ」や「カラムーチョ」、さらに「松屋の牛めし」や「ノザキのコンビーフ」など、どう考えてもお菓子やおかず系の商品が、まさかの“ふりかけ”として勢揃いしていた。
面白そうだったので、その場にあった全6種を購入して自宅で食べ比べてみた。
・ふりかけのパケ買い
我が家にお招きしたのは、こちら。一般用以外にも給食ふりかけも手掛けるメーカー「ニチフリ」のコラボ商品だ。
・すっぱムーチョふりかけ さっぱり梅味
・カラムーチョふりかけ ホットチリ味
・ご飯がススムキムチ味ふりかけ
・炒飯風ふりかけ 創味シャンタン使用
・松屋 牛めし味ふりかけ
・ノザキのコンビーフふりかけ
※価格はすべて税込130円
まず言いたいのは、どれもパッケージがかわいすぎる。
もはやSNS映えを意識したビジュアル。こういうコラボ系パッケージにとことん弱い人間には、すでに開封前からワクワクが止まらない。
というわけで、まずは「お菓子系」2品から。
・すっぱムーチョふりかけ さっぱり梅味
袋を開けた瞬間、鼻に飛び込んでくるあの梅酢の香り。「まぁ梅ふりかけって普通にあるしね」とナメてかかったが、一口食べて驚いた。
「すっぱムーチョだ、これ」。でもちゃんと “ふりかけ” として成立している。
原材料を見ると乾燥マッシュポテトが使われており、これがポテトチップスらしさを演出している模様。
・カラムーチョふりかけ ホットチリ味
こちらもスナック感が強く、味の再現度が高い。
しっかりカラムーチョらしさがあるが、小学生の娘には「これならカラムーチョとご飯分けて食べるほうがいい」と不評だった。そして、食事というより “おつまみごはん” に近い印象。
続いて、ご飯との相性ガチ勢のふりかけ2種。
・ご飯がススムキムチ味ふりかけ
裏面に「夢のコラボ」と大きく書かれている。
夢……見てた人、どれくらいいたんだろう。
でも、いざ食べてみると、かなり本格的なキムチ風味。
魚醤の旨みが効いていて、ピリ辛でご飯にぴったり。シンプルにおいしい。冷ややっことかにも合うかも。
・炒飯風ふりかけ 創味シャンタン使用
こちらは中華だしの王者・創味シャンタンを使った炒飯風ふりかけ。
お湯をかけたら即席中華スープにもなりそうな深みのある味。ちょっと味は濃いめだが、ご飯に混ぜて少し置いたら本当に炒飯感が出てきた。
最後は肉系ふりかけのこちら。
・松屋 牛めし味ふりかけ
袋を開けると紅ショウガの香りがぶわっと広がる。
思ってたよりショウガ強め。甘辛い牛めしを想像していたが、意外とパンチがある。
好き嫌いが分かれそうだが、良くも悪くも肉の風味はかなりリアルに感じた。
・ノザキのコンビーフ味ふりかけ
意外にも、これが子どもたちに一番人気。
見た目は地味だが、口に入れるとコンビーフの旨みがじわっと広がる。
これはご飯が止まらない……! マヨネーズをかけるとさらに絶品になるのでぜひ試してほしい。
裏面のQRコードからアレンジレシピがいくつか見られたので、そちらを参考に「もやし炒め」を作ってみたら……
全然あり! ふりかけにこんな使い道があったなんて……。
・まとめ:ふりかけの可能性、広がりすぎてる
今回の食べ比べで気づいたのは、「ふりかけって、めちゃくちゃ奥深い」ということ。お菓子系ふりかけは遊び心満点で楽しいし、おかず系は食事として十分満足できるレベル。しかも、アレンジしだいで一品料理にもなる。
手軽に食べ比べができるアイテムとして、想像の10倍楽しかったので、ちょっと珍しいふりかけを見かけたらぜひ手に取ってみてほしい。
気づけば、ご飯3杯食べてたけどね……。
参考リンク:ニチフリ コラボ商品
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.