誰もが利用しやすい海水浴場へ 開設期間やルール決定
藤沢市内3海水浴場(片瀬東浜、片瀬西浜・鵠沼、辻堂)の運営ルールを決める市夏期海岸対策協議会(鈴木恒夫会長)の総会が27日、市役所で開かれた。海の家を運営する組合や市関係者が開設時間や海水浴エリアの使用法を確認した。
開設期間は片瀬東浜が7月1日(火)〜8月31日(日)、片瀬西浜・鵠沼が7月1日(火)〜9月7日(日)、辻堂が7月12日(土)〜8月31日(日)。開設時間は平日が午前9時〜午後5時、休日と盆期間が午前8時〜午後5時とした。
今夏の主な特色として「誰もが利用しやすいインクルーシブな海水浴場へ」を掲げ、片瀬西浜・鵠沼にバリアフリーマットを設置するほか、全海水浴場でバリアフリートイレの利用が可能になる。またルール周知の看板や海の家のメニューなどを英語表記にし、インバウンドにも対応する。
ルールの改正点として、南海トラフ地震臨時情報が発表された場合の海の家従事者の対応を追加。犬などペットに関する取り扱いも緩和した。
昨夏の海水浴客数は約150万人で4年連続増加となり、コロナ禍前の2019年約155万人に近づいた。総会の冒頭、あいさつに立った鈴木会長は「昨年は大きな事故もなく、皆さんのご協力で無事に終了できた。今年もより多くの海水浴客に来ていただきたい。それには何より安全安心な海であるということが一番の要素。皆さんと心を一つにし、今夏を乗り切っていきたい」と述べた。