9月はがん征圧月間 平塚市 乳がん検診率向上へ
9月は日本対がん協会が定める「がん征圧月間」。平塚市では年度始めとなる4月に、対象者のいる世帯に向け「がん検診・結核健診のお知らせ」を通知している。
平塚市によると、2023年度のがん検診者数と受診率は、胃がん3487人(2・1%)、大腸がん13504人(8・2%)、子宮がん8863人(8・1%)、乳がん3348人(4・0%)、肺がん23432人(14・1%)、前立腺がん108人(1・1%)。
担当の市健康課によると、全国平均に比べ、特に乳がん検診の受診率が低く、対策が必要という。市では22年度からららぽーと湘南平塚で乳がん検診を出張で実施するなど、受診率向上へ向けた取り組みを行ってきた。
これまで市の乳がん検診では、マンモグラフィと視触診両方の受診が必要とされてきたが、来年度からはマンモグラフィのみの受診へ変更されると、9月議会で答弁された。
健康課では「市民から視触診に難色を示す声も寄せられていた。マンモのみになれば、出張検診も実施しやすくなる」と受診率向上へ向け、期待を寄せた。