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渇水対策で中川幹太上越市長トップの統括本部を設置 「さらなる節水を」

上越タウンジャーナル

来月にも大規模な断水が不可避な状況となっている新潟県上越市は2025年7月25日、中川幹太市長を本部長とする渇水対策統括本部を設置し、初会合を開いた。

《画像:統括本部会議で職員に指示する中川市長》

同市では15日、ガス水道局に高橋一之事業管理者を本部長とする渇水対策本部を設置し、高田、直江津など約4万6500世帯約10万8000人に40%以上の節水を呼び掛けてきた。しかし、その後もダムの貯水量は減り続け、断水が不可避な状況となった。断水が実施された場合、市民生活や企業の経済活動への深刻な影響が予想されることなどから、中川市長を本部長とする統括本部を設置した。

中川市長と高橋ガス水道事業管理者らは同日、統括本部会議に先立って、北陸地方整備局と県企業局を訪問し、水道水源の確保などの緊急要望を実施した。

統括本部会議で中川市長は「断水という事態を回避するため、節水をお願いしてきたが、目標に遠く及ばない状況だ」とさらなる節水を求め、「市ではあらゆる手段を講じながら水道水源の確保に全力を尽くしている」と説明。職員に対しては「主体的に取り組んでほしい」と指示した。

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