北幼稚園で伝統芸能披露 ささら踊り保存会
ささら踊り保存会(泉田(せんだ)悦子会長)が1月17日、北幼稚園(北村亜弥園長)で年少・年長の園児にささら踊りを披露。歴史や踊り方について教えた。
江戸時代から伝わるささら踊りは、「相模のささら踊り」として神奈川県の無形民俗文化財にも指定されている。秦野では北地区で踊られており、大正時代末に一度風習が途絶えたが、1976年に有志が保存会を発足。翌年、市の無形文化財に指定された。
この日は保存会のメンバー8人が北幼稚園を訪問。竹を細かく割って束ねた楽器「ささら」の演奏に合わせ、「扇踊り」「蝶々踊り」「かえる踊り」を披露。園児らは手作りの扇を持ち踊りを真似した。体験後、「初めて踊れて楽しかった」と感想を話した園児ら。泉田会長は「後継者が不足している伝統芸能。興味が湧いて、将来、保存に関わってくれるきっかけになれば」と話した。