鹿沼台 やました歯科医院 患者の感謝を可視化 スタッフの活力に
鹿沼台の「やました歯科医院」で、新たに導入したオンラインサービスを使い利用者に「医院の良いところ」を募ったところ、1カ月で100件を超える感謝の声が寄せられた。開院10年の記念事業の一環で導入したもので、利用者から届けられるポジティブな言葉がスタッフにとってより良いサービスを届けるためのエネルギーになっているという。
同院の山下宗院長は、以前から患者との距離感に違和感を抱いていた。「黙って帰り、口コミで低評価を付ける人もいる」。過去に意見箱の設置を試みたが、改善を求めるコメントばかりが並び疲弊してしまったこともあった。
「今回の取組によって、患者さんの『ありがとう』が見えるようになり、スタッフの働きが報われた」。サービスの利用を促す際に患者から直接感謝を伝えられることも増え、コミュニケーションツールの一つとして機能しているという。
地域の健康ステーションへ
「地域の健康ステーション」を目指す同院は、8月30日(土)にSDGsやリサイクルなどの啓蒙活動を併せた「健康フェスティバルin渕野辺2nd」を開催する。山下院長は「歯科を通じて相模原に健康を届けたい」と意気込んでいる。