【真打ち登場】好きな組み合わせで豪華定食ができる牛角「ひとり焼肉セット」を注文してみたら…
今や、ひとりで黙々と焼いて食べて飲むことにまったく違和感がなくなった焼肉。カウンター席中心の「焼肉ライク」のような、おひとりさま向け店舗も珍しくない。
とはいえ、ひとり客に特化した店舗があるのはたいてい都市部。地方ではまだまだ焼肉は家族で食べるもの……ってちょっと待て、新情報を入手! 全国津々浦々に店舗を展開する我らが「牛角」で「ひとり焼肉セット」の販売が始まった。
対象はアプリ会員のみで、かつ平日限定。少々ハードルは高いものの、筆者はもとから会員なので問題ない。なんならオリジナルTシャツが入った幻の福袋復活を心の底の底から熱望している。さっそくスマホ片手に行ってみた。
・「選べる!ひとり焼肉セット」(税込1958円)
牛角では過去にも「1名様専用メニュー」を販売し、和才記者がレポートしている。しかしこのときは飲み放題があらかじめセットになっており、どちらかというと「ひとり飲み」ジャンルだったと思う。今回は少し様子が異なる。
注文はアプリ画面を見せながら行う。基本のセットはカルビMIX。
さらに「おつまみ」の小鉢を全7種から2種選ぶ。最後に「ごはんもの」を全3種から1種選ぶ。ごはんのサイズは選択可で、大盛り無料。
お酒も飲みたい人は、別途税込854円で飲み放題(60分間)を付けられる。飲み放題が分離され、より「食事重視」のセット内容になっているのではないだろうか。
・はたしてコスパはどうか
以上で価格は税込1958円と、もうちょっとで2000円台に届く。筆者の感覚だと、ディナーなら妥当だが、ランチとしては少し高め。焼肉ライクのミックスカルビセットが790円~、安楽亭のファミリーカルビ定食が税込1298円~ということを考えると、やはり高めの価格帯だと思う……
などと考えていると肉が届いた。こ、これは……!
なんか肉、多くない!?
メインはファミリーカルビ・熟成厚切りカルビ・豚カルビの3種盛り。標準のグラム数は確認できなかったものの、牛・豚のカルビはそれぞれ10枚ほどある。
さらに厚切りカルビは本当に厚い! 3cmくらいはありそうな、ブロック状のかたまり肉だ。セットで出てくる肉の常識を超えている。
おつまみは「ピリ辛たたききゅうり」と「牛角キムチ」をチョイス。定食の添え物というよりは、しっかり副菜。これだけでごはん1杯食べられるくらいある。
筆者は散々迷って「ごはん&わかめスープセット」にしたが、ハーフ冷麺も選べる。テーブルの上がお誕生会のようになった。
さっそく焼いていこう。網を独り占めだ。
焼きすぎか? 普段、薄い肉ばかり食べているから加減がわからない。
せっせと焼いて、ごはんとともにかき込む。肉はお馴染みの牛角クオリティ。濃いめのタレが食欲にブーストをかける。
おつまみもしっかりおかずになるから、ごはんが進む進む。
ひとり焼肉だと、自分が手を動かさない限り肉にありつけない。もったいないので最初は数枚ずつ焼いていたけれど、網に載せて、食べて、裏返して、また食べてるうちに焦げて……と忙しい。まとめて焼く作戦に変更した。
それにしても、なかなか減らないな……。価格に違わず、かなりのボリューム感。焼いても焼いてもまだあるという感覚だ。
もし普段、飲食店の定食で(大盛りなどでない)ひとり前で大丈夫な人なら、ごはんは「小」でいいくらい。筆者は「中」にしたのだが、かなり腹パンになった。
途中、食べきれないかと思った。さっと食べてさっと帰るというよりも、じっくり時間をかけるコース料理という感じ。大・満・足!
・おひとりさまも歓迎
かなりしっかり「肉を食べた!」という感覚になれる牛角の「選べる!ひとり焼肉セット」。肉質にこだわるなら、ワンランク上の「上焼肉セット(税込2480円)」もある。
今や7組に1組がおひとりさまだという牛角。こういうセットがあれば「ひとりでテーブル席を占拠して悪いかなぁ」「女ひとりで変に思われてないかなぁ」などとまったく気兼ねしなくていい。ひとりでも自分時間を満喫できる、いい時代になったもんだ!
参考リンク:牛角、PR TIMES
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.