映画の帰りにもおすすめ!フレンチプレスのコーヒー&スイーツのペアリングが楽しめるカフェ「KINO CAFÉ 」【札幌市中央区】
札幌の映画ファンから長年愛されているミニシアター「シアターキノ」。そこに併設されている「KINO CAFÉ (キノカフェ)」は、映画帰りの人はもちろん、ふらりと訪れる常連客にも親しまれています。こだわりの素材を使用した季節のスイーツと、それにぴったりのコーヒーのペアリングを楽しめるのが魅力です。
ミニシアターに併設された隠れ家的カフェ
狸小路6丁目にあるミニシアター「シアターキノ」は、通好みのラインナップを上映し、老若男女問わず多くの人々に愛されています。そこに併設された「キノカフェ」は映画ファンはもちろん、都心部からのアクセスが良いことから一般の利用者も多い、穴場のカフェ。
名物は旬の食材を使用した、季節のオリジナルケーキ。現在(4月)は国産レモンをふんだんに使用した「レモンドリズルケーキ」が提供されています。イギリス発祥のこのケーキは、果汁をたっぷり使った爽やかな酸味と、奥行きのある甘みが特徴。この季節に提供される定番のケーキで、毎年楽しみにしているファンも多いそうです。
また、こだわりは材料だけでなく、器のデザインも。視覚的にも楽しめるよう工夫されており、まさに“目でも味わう”メニューが提供されます。
ストレートコーヒーは、季節のケーキとの相性の良さを考えた季節替わりのセレクト。現在提供されている「コスタリカ」は、フルーティーな香りと柔らかな酸味、深いコクが特徴で、ケーキの風味をよりいっそう引き立てます。フレンチプレスで抽出するため、豆の個性がしっかりと楽しめるのもポイント。コーヒー豆は札幌市内の人気店「珈琲とお菓子 つぐみ」から仕入れており、その品質の高さにも定評があります。
紅茶好きにもおすすめ!日本紅茶協会に認定された「おいしい紅茶の店」
またキノカフェは、日本紅茶協会から「紅茶のおいしい店」に認定されている、北海道内でも数少ない店舗の一つ(道の認定店は全6店舗)。兵庫県の専門店「Uf-fu(ウーフ)」の茶葉を使用し、茶葉の購入や、淹れ方のレクチャーも行っています。
紅茶を存分に楽しみたいなら、4種類のケーキのハーフサイズとクッキーが付く「ケーキプレート」(1,200円)もおすすめ。さらに、キッシュのプレートや、石狩のベーカリー「トムトイ」の食パンを使用したサンドイッチなど、幅広いメニューがそろい、大人から子どもまで楽しめる内容になっています。
店内は、店舗デザイナーの経験をもつ店主・大髙直美さんが手掛けた空間。アンティークの調度品が置かれた落ち着いた空間で、ケーキやコーヒーの味だけでなく、盛り付ける器や居心地の良い空間など、あらゆる要素が調和し、特別な時間を演出してくれます。
映画館帰りの常連だけなく、カフェそのもののファンも多い「キノカフェ」。お一人様からカップル、幅広い世代に愛されるこのカフェは、映画好きはもちろん、ホッとくつろぎたい人にもおすすめの一軒です。
KINO CAFÉ
■所在地:札幌市中央区南3条西6丁目3-2 南3条グランドビル2階
■営業時間:12:00〜20:00
■定休日:日曜、第1・3月曜
【ライタープロフィール】
山下 恭平(雑誌・書籍編集者&ライター)
ラジオ局で番組制作の仕事をしながら、ミニコミ誌の制作や雑誌のライター業を始める。その後、編集者として出版社に入り、タウン情報誌をメインにさまざまな記事を手掛けてきた。好きなことは料理、山登り、川釣り、札幌の石碑。札幌市南区在住で、南区をこよなく愛している。