少年野球 勢いに乗り県大会出場 名張・美旗グリーンベアーズ
5月3、4日に三重県の北勢地区で開かれる小学生軟式野球の県大会「エンジョイ!軟式野球フェスティバル」に、伊賀地区代表として名張市の「美旗グリーンベアーズ」が出場する。地区予選では何度も劣勢も跳ね返した好調な打線の勢いそのままに、2年ぶりの県大会へ士気を高めている。
現在のメンバーは、市内の美旗、すずらん台、桔梗が丘東、伊賀市の成和東、友生の5校に通う22人で、6年生はエースで主将の入江健都さん(美旗小)ら3人のみ。九鬼洋一監督(50)は「3人が引っ張り、チームに刺激を与えてくれている」と分析する。
4月初旬の予選は、名張少年野球団との準決勝で最終回に3点を挙げて6‐5と逆転勝ち。府中少年野球クラブとの決勝は、序盤の大量失点を跳ね返し、最終回に同点とすると、二死満塁から入江さんが決勝の長打を放って12‐11の激戦を制した。入江さんは「練習の結果が出てうれしかった」と振り返る。
普段は捕手を務める井上将大さん(同)が入江さんから継投するパターンが定着してきたことも、県大会出場の要因だといい、九鬼監督は「今回の予選で見えた良い部分を伸ばし、悪かったところを見直し、出るからには優勝を目指せるよう練習を重ねたい」、入江さんは「力を合わせて1つでも多く勝ちたい」と抱負を語った。
同大会の優勝チームは全国大会に、2位から4位は東海大会や近隣での招待大会に出場できる。