まもなく開通100周年!東急世田谷線で「なつかしのギャラリートレイン」運行開始
東京都世田谷区の軌道線、東急世田谷線が2025年5月1日に開通100周年を迎えます。これに先立ち、きょう4月29日(火・祝)、上町車庫で「なつかしのギャラリートレイン」の出発記念セレモニーが行われました。
東急世田谷線は1925年1月18日に三軒茶屋~世田谷間、同年5月1日に世田谷~下高井戸間が開通。玉川電気鉄道(玉電)玉川線の支線として始まり、現在に至るまで地域の大切な公共交通機関として利用されてきました。路線は約5km(全10駅)と短いものの、世田谷区を南北に結ぶ交通手段でもあり、小さな路面電車はまちのシンボルとも言える存在です。
2017年には大人気の「幸福の招き猫電車」が登場。2019年には運行や駅設備で利用する電力を100%再生可能エネルギーに切り替えるなど、地域密着型の路線でありながら全国的な注目を集めることも。鉄道ファンには環七と交差する「若林踏切」が知られています。
【参考】日本初の再エネ100%電車 EST交通環境大賞受賞の東急電鉄・世田谷線は地域に密着した住民の足
https://tetsudo-ch.com/11221928.html
東急電鉄は本日から2026年3月31日(火)まで、世田谷線開通100周年のアニバーサリーイヤーを祝う様々な企画を実施していきます。車内を開業当時から今に至るまでの写真で飾った「なつかしのギャラリートレイン」の運行は、5月31日(土)まで。
記事:一橋正浩