“小学生の甲子園”1回戦開始 静岡県代表は神奈川強豪と対決 両チーム本塁打の結末は…
■初出場の中泉クラブスポーツ少年団 平戸イーグルスに2-11で敗戦
47都道府県の代表が頂点を目指す「高円宮賜杯 第44回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント」は17日、1回戦が行われた。静岡県代表の中泉クラブスポーツ少年団は神奈川代表の平戸イーグルスに2-11で敗戦。初出場での初勝利を逃した。
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マクドナルド・トーナメントは“小学生の甲子園”と呼ばれる日本一を争う大会で、全国の約1万チームから勝ち抜いてきた強豪が激突する。1回戦は16日に予定されていたが、会場が東京都だったため台風の影響を考慮して順延となっていた。
静岡県代表の座をつかみ取った中泉クラブスポーツ少年団は創部46年目で初のマクドナルド・トーナメント出場となった。1回戦の相手は激戦の神奈川県を勝ち上がった平戸イーグルス。チームを指揮する中村大伸監督は現役時代、Y校の愛称で親しまれる横浜商業高校でセンバツ準優勝を果たした。日体大で首位打者やベストナインに輝き、大学卒業後はNTT東京でプレー。1996年のアトランタ五輪では主将として日本代表を銀メダルに導いた。
中泉クラブスポーツ少年団は、平戸イーグルスの強力打線に苦戦した。2回に先頭打者に先制のソロ本塁打を許すと、打線の勢いを止められず、この回に6点を失った。
■木村優伸選手が一矢報いる2ランも…高かった全国の壁
打線は3回まで無得点に抑えられていたが、4回に反撃を開始した。1死二塁から木村優伸選手が2ラン。静岡大会を制した打力を全国の舞台でも披露した。
しかし、6回に再び、平戸イーグルスの猛攻を受ける。1死一、二塁から三塁打を許すなど、5点を失った。最終回の攻撃は無得点に終わり、中泉クラブスポーツ少年団は2-11で初戦敗退となった。
その他の会場では、2018、19年に大会連覇を成し遂げている滋賀県代表の多賀少年野球クラブが新潟県代表の岩室クラブジュニアに13-1で勝利した。激戦の大阪を勝ち抜いた都島ライガーズは8-6で宮崎県代表の三股ブルースカイを下した。前年度優勝の大阪・新家スターズは2回戦から登場する。
マクドナルド・トーナメントは大田スタジアムや府中市民球場など都内7か所の会場で開催される。18日は2回戦が行われ、22日に神宮球場で決勝戦が予定されている。
(SHIZUOKA Life編集部)