アルバイト経験のプチ自慢を教えて!
アメリカ大統領選の共和党候補、あのトランプさんがマクドナルドでアルバイト体験をしたそうですね。庶民派をアピールした、とも言われています。かたや、民主党のハリスさんは学生時代にマクドナルドでバイトをしていたとか。アメリカ国民の8人に一人がマクドナルドで働いた経験があるという話も・・・。そこで今日のテーマです。
「あなたが経験したアルバイトのプチ自慢」を聞いてきました。
こんなバイトしたことあります!
・「昔、二子玉川にナムコワンダーエッグという遊園地があったんですけど、今はもう無くなったけど、そこでアトラクションのお兄さんをしていたことがあります。覚えてますよ、と言いたいところですけど、ちょっとうろ覚えですね。『はい!皆さんようこそ、こんばんは!フィーチャーコロシアムへようこそ!』と言ってました。それはやっぱり、遊園地でアルバイト、しかも有名じゃないところ、今は無いというところで、やった事ある人ほとんどいないでしょ、と思いますね。」
・「珍しいのはこんにゃく工場で働いた事くらい。あれは大変でしたね、結構、朝早くて夜遅くまでやって。出来たやつをボイルして、それをまた冷やして、ずっと機械でやって、あとは力仕事で、全部それをトラックに詰めて配達に一緒にいって、全部、降ろさせられて、それはこんにゃく工場の仕事と違うんですけど、でも全部やらされて。しかも年末の忙しい、お正月料理とかで。すごいきつかったですけど、安かったですね。疲れただけでしたね。」
こんにゃく工場です!すごくきつくて、大変だった、しかもバイト代は安かった!この方、力仕事は得意で、椅子を1000脚運ぶバイトもやったことがあるそうですが、それよりもきつかった!と。きついバイト自慢ですね~!
アトラクションのお兄さんもなかなか珍しいバイトですよね。ナムコワンダーエッグは2000年の12月31日に閉園、当時の仲間とは今でも会うそうですよ。
映画のエキストラのバイトで、役所広司さんと・・・
そして、こんな方もいました。
・「大学生の時は色んなバイトをやりましたよ。よくある家庭教師とか、映画のエキストラもやったことがある、「ひめゆりの塔」っていう映画に出てますよ。負傷兵の役、ひめゆりの塔の壕の前で土嚢に腰かけている負傷兵、セリフとかはない。映画には映っているよ。
1982年か3年の『ひめゆりの塔』。栗原小巻が主役だったかな。栗原小巻が先生の役で篠田三郎も若い先生の役で、役所広司が若い青年将校の役だった。撮影の時、時間長いから世間話をずっとしていた。その出てた役者と。役所広司とは撮影が終わって風呂に入った時に、払い下げ品の、安く売っている店がないかってそれを教えたのをよく覚えている。」
映画のエキストラです。役所広司さんとお話したんですって!すごいですね!これは自慢ですよね!
この方がエキストラをした「ひめゆりの塔」は1982年に公開された映画。当時、琉球大学の学生で、大学に募集があったそうです。
ガテン系でラウンジで、社会人としての処世術を教わった!
そして、一方、こんな声も。
・「ガテン系のバイトに行って、ユンボというものを初めて、パワーショベルみたいなものだと知った事くらい、プチ自慢でも何でもないな、コレ。スキーに行くために、金を貯めるのに短期で、そういうバイトをやった時に、そういった、あと一緒に働いた人に最後、チェリーというすごい昔のタバコを、きっついタバコだけど、それをワンカートン買って渡したという、お礼の意味を込めて。色んなことを教えて頂いたので。
あと、ラウンジでバイトしたりというのもやりましたけど、ラウンジで働いていた時に、そこのママがバイトの気持ちでやってもらったら困る、と。仕事として、お金をもらっているんだから仕事としてやりなさい、というようなことは教えて頂いた、きついママだったけど。
怖かったね、怖かったというか、なに言うてんねん!とその時思ったけど、そういう軋轢みたいなものも生まれつつ、でも、そんなことって社会に出たら当たり前のことになっていくんで、そういう軋轢の中でうまいこと処していかないとダメだということとかを早めに学べたというのはバイトの経験が良かったとのかなと思います。」
若い時のバイトで処世術を学んだんです。ラウンジのママからは大事なことを教わりました。仕事をする、ということそのもの、とも言える心構え。
また、ガテン系のバイトでは、親身になって教えてくれた方にチェリーというタバコをワンカートン。学生がお礼に煙草を渡す、その気持ちがうれしいですよね。
みなさんのバイト経験のプチ自慢は??
(TBSラジオ『森本毅郎・スタンバイ!』取材・レポート:近堂かおり)