街のどまんなか『札幌グランドホテル』約40年ぶりにリニューアル!ラウンジの座席増!
2月から行われていた改修工事が終了し約40年ぶりにリニューアルされた「札幌グランドホテル」。どこがどう変わったのか、館内を案内してもらいました。
1934年、今から91年前に北海道初の本格的なホテルとして開業した札幌グランドホテル。
昭和天皇が宿泊されたこともあり、記録映像には道路沿いに大勢の札幌市民が集まり歓迎した様子などが残されていましたよ。
本館ではインバウンドの観光客向けにこれまでよりも大きなダブルベッドを新たに設置し、バスルームもすべて新しくしました。
大きなベッドを取り入れるため机を取り払い、居住スペースを確保。クローゼットもオープン方式のものに変えて広さを確保し、間取りを変えずに部屋を一新しました。
グランドホテルはなぜ大規模なリニューアルに踏み切ったのでしょうか。
「ここ数年、近隣の都市部にラグジュアリーホテルの進出が数軒ある。外資系のホテルに対抗すべく今後10年を戦っていくため大改修に踏み切った」と石立隼人副支配人。
さらに、需要が多い海外の客、連泊の客に対応すべくラウンジを普段使いできるようにしました。
東館の15階、16階は高額な宿泊料金ですが、このフロアの利用客はこれまで本館のラウンジを利用できませんでした。
そこで、ラウンジの席を32から52に増やし、東館の高層階の客もすべて無料で利用できるようにしました。
長期滞在してもらうのが狙いで、北海道産の食材を使った食べ物や北海道内のクラフトビールなどを味わえます。
札幌市では今後、トランクホテルやパークハイアットなど、外資系の高級ホテルのオープンが相次いで予定されています。
ホテルの開発や経営に詳しい札幌国際大学観光学部の山田芳之教授は「ニセコで高級ホテルに泊まる客が同じレベルのホテルを当然札幌で探す。ものすごい金を持った客が最終的にグランドホテルを選ぶか勝負をかけている」と話します。
ニセコを訪れる富裕層の受け皿になるのでしょうか。
みんテレ7月2日OAのものです。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
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