「ダム貯蔵」で食品熟成 チーズとコーヒー追加
宮ヶ瀬ダムの貯蔵施設を活用した「宮ヶ瀬貯蔵食材事業」に2月28日、新たにチーズとコーヒーの貯蔵が加わった。
国土交通省相模川水系広域ダム管理事務所が進める「河川空間のオープン化」の一環で、ダムの冷涼で安定した湿度を生かし、地域産品の貯蔵・熟成による地域活性化を目指すもの。
社会実験として2021年度から厚木市の黄金井酒造(株)と相模原市の久保田酒造(株)が日本酒の貯蔵を開始、今回は愛川町の服部牧場製のチーズ20kgと宮ヶ瀬ダム周辺振興財団の職員が厳選したコーヒー豆30kgを貯蔵した。国内のダム貯蔵食材事業でチーズを取り扱うのは宮ヶ瀬ダムのみ。
蔵入れ式には、同財団の中谷政二郎理事長、ダム管理事務所の斎藤充則所長、愛川町の小野澤豊町長、服部牧場の服部誠代表取締役らが参加し、ダム貯蔵庫にチーズとコーヒーを運び入れ、事業の成功を祈願した。