乳がん啓発 優雅な音色で 医師らがチャリティ公演
小田原市栄町の「喫茶館銀の椅子」で8月2日、乳がんの啓発や闘病中の患者を励まそうというチャリティーミニコンサートが開かれ、乳がん患者の家族や医療関係者など50人以上が来場した。
この日は主催した医療法人同愛会小澤病院乳腺外科の島秀栄医師と、医療法人尽誠会山近記念総合病院で乳がん治療などに取り組む久保田光博院長が共通の趣味であるピアノの奏者として登場。朗読や歌唱に合わせ優雅な演奏を披露した。コンサートには小田原医師会合唱団なども参加したほか、共催のピンクリボンぷらすODAWARAのメンバーが軽食を提供するなど和気あいあいとした中で公演が行われた。
今回は演奏の合間などにスライドなどを使い、島医師が乳がん検診の重要性などを分かりやすく解説。演奏を楽しみながら学びを得る機会を提供していた。
初の試みを行った島医師は「単なる講演ではなく気軽に学べる機会にしたかった。小田原の乳腺専門医によるイベントとして継続し、乳がんを身近に感じて検診率の向上を目指したい」と話していた。