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そろそろ見たい!DeNA小園健太と松尾汐恩のドラ1バッテリー、黄金期到来は近いかも

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DeNAの小園健太と松尾汐恩,ⒸSPAIA

東克樹とジャクソン、バウアー、ケイの助っ人3人衆が安定

昨年日本一のDeNAが調子を上げてきた。コツコツと貯金を増やし、6月に入ってから2位をキープ。悲願のリーグ優勝へ好位置につけている。

その屋台骨を支えるのが左腕エースの東克樹とジャクソン、バウアー、ケイの助っ人3人衆。さらに大貫晋一、石田裕太郎、吉野光樹、平良拳太郎らが残りの椅子を争う好循環だ。

チーム防御率2.34は阪神に次いでリーグ2位。元々は強力打線が引っ張るチームカラーだったが、今季は投手陣の奮闘がチーム成績に反映している。

小園はイースタン・リーグトップの防御率1.37

そして、二軍でもう一人、腕を撫しているのが2021年ドラフト1位の小園健太だ。

ここまでイースタン・リーグで10試合に登板して5勝1敗。リーグトップの防御率1.37と安定した投球を続けている。

市和歌山高時代は同年ドラフト1位でロッテに入団した松川虎生とバッテリーを組み、3年春のセンバツに出場。初戦で県岐阜商に完封勝ちし、2回戦で明豊に敗れたが、鮮烈な印象を残した。

夏は全国制覇を果たす智弁和歌山に和歌山大会決勝で敗れて甲子園を逃したが、プロの評価は不変。ドラフト1位でDeNAに入団し、かつて三浦大輔監督が背負っていた背番号18を受け継いだ。

3年目の昨年4月10日の中日戦でプロ初登板したものの、2.2回5失点で敗戦投手。翌日に二軍落ちし、結局それが唯一の一軍登板だった。通算1試合で0勝1敗、防御率16.88の成績が残っている。

ブレイク中の松尾汐恩

しかし、今季は二軍の先発ローテーションを担っており、10試合で59イニングを投げて9失点。奪三振率6.25、与四球率2.90、被本塁打4本と安定している。

4月に22歳になったばかりだが、来年には大学に進学した同学年の選手がプロ入りする。助っ人3人衆が来季も全員残留する保証はないことを考えても、今季中に一軍で経験を積んでおきたい。

そして、受けるのが松尾汐恩ならDeNAの黄金バッテリー誕生だ。大阪桐蔭高から2022年ドラフト1位で入団して3年目。今季はバウアーの厚い信頼を得てマスクをかぶる機会も多く、打ってもプロ初アーチを含む3本塁打を放つなど飛躍のシーズンとなっている。

森敬斗(2019年)や入江大生(2020年)、度会隆輝(2023年)らドラフト1位で入団した若手が成長著しいDeNA。近い将来の黄金時代の幕開けを告げる小園-松尾の黄金バッテリー結成が待ち遠しい。

※成績は2025年6月12日終了時点

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記事:SPAIA編集部

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