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新DC、バットマンとワンダーウーマンは「優先事項」 ─ 『ザ・バットマン』とは別の存在、「愉快で楽しいバットマンに興味がない」

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新DCユニバースのバットマン単独映画『バットマン:ブレイブ&ボールド(原題)』の脚本作業に大きな進展があったようだ。DCスタジオを統括するジェームズ・ガンが、米にて作業の近況を明かしている。

現在、DCスタジオでは2つのバットマン映画が進行中。ロバート・パティンソン主演&マット・リーヴス監督『THE BATMAN―ザ・バットマン―』(2022)の続編映画は脚本作業が進行中で、2025年末にも撮影開始予定だ。一方、バットマンと相棒ロビンを描くのが『バットマン:ブレイブ&ボールド(原題)』で、監督を『ザ・フラッシュ』(2023)のアンディ・ムスキエティが務める。

こうした事情もあってか、「バットマンはDC全体における最大の課題」だというガン。現在は『ブレイブ&ボールド』の脚本家と協力しながら、本作が「正しく形になるよう」作業にあたっているという。自ら執筆はしていないものの、いよいよその解決策を見出したようだ。

「バットマンには存在理由が必要です。“ワーナー・ブラザース最大のキャラクターだから映画を作ろう”というわけにはいきません。けれども彼はDCUに必要な存在で、しかもマット(・リーヴス監督)が作るバットマンとは別の存在でなければいけません。同時に僕は、愉快で楽しいバットマンに興味がない。けれど、(『ブレイブ&ボールド』ならではの)やり方を見つけたと思います。どうすればいいかがわかった。今は脚本家と協力し、それを実現できるように取り組んでいます。」

DC屈指の人気を誇るバットマンは、コミックと映画の両方であらゆるストーリーが語られてきた。「多すぎると飽きられてしまう。いったいどうやって面白いものを創るのか?」とも話しているように、ガンにとってはきわめて高いハードルのようだ。

『スーパーマン』で開幕する新DCユニバースでは、『スーパーガール:ウーマン・オブ・トゥモロー』から正式タイトルを改題した『スーパーガール(原題)』のほか、『クレイフェイス(原題)』も待機中。その後も複数の企画が報じられているものの、ガンは「現在進めているプロジェクトを除けば、ワンダーウーマンとバットマンの脚本を完成させることが優先事項」と明言した。

その言葉通り、『ワンダーウーマン』の新作映画も先日ばかり。もっとも、ガンは「ワンダーウーマンは(バットマンよりも)簡単です」と率直に述べた。「特に映画の場合、ワンダーウーマンが描かれた作品はそれほど多くありません。バットマンほどではない」というあたり、すでになんらかの指針は見えているのだろう。

ところで、パティンソン演じるバットマンを新DCユニバースの正史に加える可能性について、ガンは「検討事項のひとつ。よく考えなければいけません」という。「まったく議論していないわけではありませんし、何が起こるかはわからないので可能性はゼロではありません。しかし、ほとんどありそうもないことですね」。

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