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なぜかいつも“片想い”で終わってしまう女性の特徴とある理由

ウレぴあ総研

好きな人はできるのに、両思いまで発展させられなかったりすぐに諦めたり。

「好き」が続かない自分を見ると、「飽きっぽいのかも」などと悩みますが、本当の原因はその「好き」の中身なのかもしれません。

片思いは確かに苦しいときもあるけれど、本当に好意があればその自分を大切にできるはず。

誰かを好きになってもいつも片思いで終わる理由はなぜなのか、お伝えします。

mimot.(ミモット)

「好き」の出発点は常に自分

たとえば「顔が本当に好み」「声が大好き」など、相手に好意を感じる部分を見つけて恋愛感情まで育つ、はよくあることです。

会話をするなかで「話しやすいな」「一緒にいると落ち着くな」など、自分の状態を見て相手への好意が伸びていくこともありますよね。

誰かを好きになる出発点は常に自分の側にあり、関心を向ける意識に気がついて恋愛感情なのだとわかります。

先に相手の側が自分に興味を持ってくれて、関わってくれるなかで自分も「もっと知りたい」が育つこともあり、これもきっかけが相手にあるだけで「好き」を育てられるかどうかは自分の問題です。

相手に向ける好意が続かない、すぐに諦めるか関心がなくなるという女性のなかには、この自分の「好き」を相手任せにしていることがあります。

ほしい反応をくれるときだけ「好き」と思い、それ以外の、自分とは関係のない相手の状態などには興味がなく、関わりが切れるとそのまま疎遠になってしまったり。

「向こうも好きなら告白してくれるよね」と関係を動かすのを相手の役目にして、それを叶えてくれない気配を察して「もういいや」と投げ出したり。

両思いまで発展しない、いつも片思いで終わってしまう女性には、出発点は自分のはずの好意を、育てていく意識がないことが特徴です。

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「期待」を叶えるのは相手の義務ではない

好きになった相手に、「もっとLINEしてくれないかな」「電話をくれないかな」と期待する気持ちは誰でもあって、それが通じたときにはテンションが上がり「大好き!」となりますよね。

一方で、自分からメッセージを送るばかりで相手からはなかなか来ない、電話がほしいタイミングでかかってこないなど、向けた期待を削がれたときは落胆が激しく、「もういいかな」と好きな気持ちまで捨てようとします。

自分の「好き」は相手の反応で左右するもので、期待を叶えてくれるかどうかでその維持が決まるのは、本当に好意といえるでしょうか。

理想や期待を持つのが悪いのではなく、忘れたくないのは「それを叶えるのは相手の義務ではない」ということです。

たとえばこちらの恋愛感情を向こうは知っているとしても、そのことと向こうがこちらをどう思うかはまったく別の問題で、「こっちは好きなのだから応えるべき」とはなりません。

好きだから両思いになりたいと願う気持ちは普通に抱えるものですが、その結末を決めるのは相手だけではなく自分の意思も必須なのだと、心得たいですね。

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ふたりの関係を維持するのはどちらの役目?

30代のある女性は、いいなと思う男性がいて積極的に関わっていっても、「こっちに興味がないと察したらすぐに飽きてしまう自分」に悩んでいました。

「飽きっぽいのでしょうか」と話す女性に話を聞いてみると、相手の男性に関心をなくした一つに「デートの最中にトイレが長い」ことがありました。

それは女性にとって「自分は待たせてもいい存在なのだ」と思わされる状況で、「私ならすぐに出て待たせない」と思うことも加わって、男性にとっての自分の軽さを感じてしまったのですね。

「待たせたことを『お待たせ』の一言で済ませられる」のも女性にとっては悲しい姿で、それを引きずって男性に向ける気持ちが萎えたといいます。

どれくらいの時間がかかれば長いと感じるかは人それぞれですが、男性の態度で自分への気持ちをはかろうとするのは自然な心の動きで、それによって好意を失うのは、よくあること。

一方で、時間がかかる理由を男性に尋ねたか、待たされて寂しいと感じる自分の気持ちは伝えたかを確認すると、「していません」と返ってきました。

ここで、たとえば女性のほうが男性の気持ちを確認していれば、今の状況を受け入れにくい自分を伝えていれば、そこで話し合いができたかもしれません。

表の態度を見て相手の気持ちを決めてしまい、それで自分の「好き」まで冷めてしまうのは、極端にいえばふたりの関係の維持を男性の役割にしているともいえます。

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確認するのは自分のため

相手に対して本当に好意があれば、トイレにかかる時間のようなデリケートな話題でも、「自分のために」相手の気持ちを知ろうとするのではないでしょうか。

男性はその自分が女性に寂しさを与えていると気がついていない可能性もあり、またいつも長くかかることには当人だけの理由があるのかもしれず、これは女性からの歩み寄りがないと確認は難しい部分です。

「待たせる男性の側から説明するのが筋」も確かにありますが、それにこだわってせっかくの縁を手放してしまうのはもったいないといえます。

気になることを自分から尋ねていくのは、相手に向ける好意を維持するのは自分の役目だからで、「知る」勇気がみずからの気持ちを強くして、ふたりのつながりも前向きに育てます。

期待外れの相手を見て好意が萎えるのは仕方ないですが、それは相手のせいだけではなくみずからの恋愛に向ける姿勢にもつまずく原因があるかもしれないことは、忘れてはいけません。

疑問や心配を確認するのは自分の「好き」を失わないためであり、その意識が相手にも伝わって「次は自分から説明しよう」と新しい気持ちが生まれることもあります。

相手について知ろうとする勇気が、コミュニケーションを深く楽しいものにするのですね。

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「好きならこうしてくれるはず」はない

男女関係なく、「自分のことが好きなら告白してくれるだろう」と想像する人はいます。

自分から「好き」と口にするのは怖いし傷つきたくないから避けるけれど、相手がそうしてくれたら両手を広げて受け入れるなんていうのは、受け身の姿勢でしかありません。

逆の立場で考えたとき、相手がその状態とわかって自分は告白をする気になれるのか、「好きならこうしてくれるはず」を当然にされる自分をよしとできるのか、考えてみる必要があります。

大丈夫と思えるならいいですが、そこで窮屈さや屈折を感じるときは、相手も同じように思っている可能性は大です。

相手との関係は対等であり、自分と等しく相手にも大事にしたい己の意思や気持ちがあります。

それを無視して「こうしてくれるはず」を求めると、叶えてもらえなかったときに相手を責める材料になり、それが結局は自分の「好き」を失う結果にもなります。

繰り返しますが、自分が相手の期待を叶える義務を負わない以上は相手も等しく自分の期待に応える義務はなく、関係を進めたいと思ったときは、その気持ちに素直に従うのが賢明です。

向ける「好き」はどこまでも自分の問題であって、それにみずからが責任を持つ、相手のせいにしないでその気持ちを維持する力が、相手にも同じくそうであろうとする気持ちを生みます。

勇気を出して「好きです」と言えることは、「その人を好きな自分が好き」と胸を張れる大きな自信になることを、忘れたくないですね。

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幸せな恋愛は能動で作られる

抱える「好き」が続かない、両思いまでたどり着けない人のなかには、「自分の期待を叶えてくれるかどうか」で相手のなかに自分の価値を探すことがあります。

自分が大きな存在なのだと「教えてくれる」ことを待っていても、それも相手しだいであり、知りたいのであれば自分から動いていくしかありません。

積極的に関わることにひるんでしまう、自信がないから動けないと話す人も多いですが、幸せな恋愛は相手によって完成する前に自分の手で形を強くしていく姿勢が必須です。

その人を好きと思う自分の気持ちこそ第一に大切にするもので、知りたいことも、悩むことも、素直に打ち明けてお互いの理解を深めていくのが、理想といえます。

好きな人と向き合う勇気が自信を作ります。

「好き」に従える自分が相手の心も開くことを、意識したいですね。

「好き」が続かないのは飽きっぽいのではなく、ふたりの関係の維持を相手に任せているからかもしれません。

向ける好意は自分のもので、それを育てるのは相手ではなく自分の力。

恋愛に対するそんな姿勢が、相手にとっては信頼を強くするものであることを、忘れてはいけません。

(mimot.(ミモット)/弘田 香)

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