芦ノ湖ボートワカサギ釣りで2日合計800尾超え【神奈川】ディープワカサギの季節到来か
11月中旬の神奈川県にある芦ノ湖のワカサギの釣況についてお伝えしたい。
芦ノ湖でワカサギ釣り
私のタックルは、電動リールに自作の削り出しグラス穂先41cm、仕掛けは金袖バリまたは白袖バリ2.5号の7~10本仕掛けでオモリ3号。エサは、紅サシ、白サシの混合のハーフカット。
11月16日(土)は、湖尻のボート店から出舟。桟橋沖の海賊船桃源台港桟橋付近からキャンプ場前を魚探でワカサギの群れを探して、よさそうな場所を見つけて仕掛けを下ろす。水深18mだが、群れは中層に浮いており、タナは10~12m。仕掛けがタナに到着して、誘いを入れるとすぐにピクピクと反応があり、8cm級が2尾釣れてきた。その後もポツポツ釣れるが、群れの動きが速く10分もしない間にいなくなってしまう。
351尾1234g手中
そこで、水深22mに場所移動。ここは、底から1~3m上に反応がある。仕掛け着底後1mほど引き上げて誘いを入れ、追い食いを待って引き上げる。7~11cmが6点掛けで上がってきた。
周辺でも好調に釣れているが、なかには苦戦している人もいる。理由は明らかだ。魚探の有無である。ワカサギは底狙いが基本だが、当日は群れによってタナがかなり異なった。上は水面下3m、下は水深23mのベタ底、と魚探を持たない初心者は厳しそう。私の場合、風が強くなればアンカリングするが、そうでない場合には魚探を見ながらの流し釣り。エンジン船ではないので釣ったり漕いだりと忙しいが、苦労は報われる。
15時すぎまで釣りをして納竿。釣果は、6~11.5cmを351尾、1234gだった。大中小交じりで、同じ群れのなかにサイズの異なるワカサギが混在しいている。釣りにくい日だったので、1kgアップは私だけだったが、釣りやすい日は1kgアップは数人いるとのこと。魚探必須で、タナ合わせが重要な一日だった。
後日元箱根湾へ
11月23日(土・祝)は、元箱根のボート店から出舟。今年釣れていない元箱根湾を探ってみることにする。桟橋から200mほど沖合の水深18m付近で群れを見つけて仕掛けを下ろす。すぐに釣れたが、4~7cmの5点掛け。次は6~8cmの7点掛け。釣れるのは嬉しいが、サイズが小さい。朝10時まで元箱根湾内を探ったが、3時間で4~10cmを270尾。数は釣れたものの、平均サイズが6~8cmと当歳魚中心の釣況。
その後は湾外へ出る。山のホテル前かコベリ沖か迷ったが、コベリ沖へ。選択理由は、海賊船や遊覧船の航路となっており、水が動く場所であるのが一番。また、知人の漁師が17日の刺し網漁で15cm21gのジャンボワカサギを水揚げしているのも同場所を選んだ理由の1つだ。
湾内よりは魚影は薄いものの、小さな群れが多くいる状況。大きな群れが見つけられないので、適当な場所で仕掛けを下ろしてみる。
486尾2242gで納竿
1尾目はすぐに来た。いちばん下のハリに12cmの良型が1尾。続いて、10cmと13cmの2点掛け。湾内に比べてペースは落ちたが、サイズには納得。風が吹き始めアンカリングする場面もあったが、釣れなくなると何度かこまかく場所を移動させながら釣りを続けた。水深18~20m付近で8~11cm中心、水深23~24mで10~13cm中心だった。
当日は13時過ぎに納竿。釣果は4~13.5cmを486尾2242g。湾内のサイズが小さく、平均4.61gだったが、コベリ沖は6g近くあるサイズが揃った。今年もやっと芦ノ湖のディープワカサギの季節が到来。良型が望めることと思う。
<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年12月13日号に掲載された記事を再編集したものになります。