【業界初】ニチコン株式会社が新商品「トライブリッド発電システムESS-T5/T6シリーズ」の電力供給だけで新商品発表会を実施!
発表会に登壇した代表取締役社⻑ 森克彦氏
家庭用蓄電池システムの国内累計販売台数No.1の実績を誇るニチコン株式会社は、太陽光発電、蓄電池、EV電池の3つのエネルギーをコントロールする『トライブリッド発電システムESS-T5/T6シリーズ」の新商品発表会を2月13日に開催した。この発表会では、『トライブリッド発電システムESS-T5/T6シリーズ」からの電力供給だけで、発表会全体に必要な電力を賄うといった業界でも初となるユニークな形で開催された。
発表会では、ニチコン株式会社NECST事業本部エネルギーソリューショングループ蓄電システムビジネスユニット長の戸成秀道氏が新商品を紹介。太陽光発電に関して「現在日本は、2050年のカーボンニュートラルを掲げており、東京都など新築の戸建て住宅に太陽光発電設置を義務化する制度を始めようとしている自治体も出ている。さらに4月からは、東京都、神奈川県川崎市の新築建築物に太陽光発電の取り付けを義務化する条例施行を控えていることあり、太陽光発電のような再生可能エネルギーのニーズが高まりつつある」と話した。
旧来モデルでは、太陽光で発電した電力をEVと蓄電池に同時充電することができなかったが、新商品『トライブリッド発電システムESS-T5/T6シリーズ』は、蓄電池とEVに同時充電が可能となり、さらに9.9kWの高出力パワーコンディショナーによりEVへの高速充電も可能となる。また、「弊社のトライブリッド蓄電システムは、太陽光発電と蓄電池・EV電池の3つを組み合わせることで大容量の電気を蓄えることができます。そのため災害発生における停電時でも約70時間(3日間)の電力使用が可能となります」と災害時での新商品の特長を戸成氏が語った。
(左から)NECST 事業本部⻑の桃井恒浩氏、同社 蓄電システムビジネスユニット⻑の戶成秀道氏、ファイナンシャルプランナー 飯村久美氏
その後、執行役員NECST事業本部長の桃井恒浩氏、戸成氏、ファイナンシャルプランナーの飯村久美氏によるトークセッションも実施され、今回の新商品が暮らしに与える影響や家庭用蓄電システムを利用するメリットなどが語られた。
最後に、戸成氏は、「一般的な家庭用蓄電システムでは蓄電池に貯めた電力を家庭内に使用することが主な役割だが、新商品は、家で作って家で使う”家産家消”の概念をさらに進化させ、太陽光発電を蓄電池だけでなくEVにも直流のまま効率的に充電できるため、太陽光発電でEVを走らせることができます」と改めて新商品の魅力を話し、発表会は締めくくられた。
初年度の販売目標台数は20,000台としている。今後の売れ行きに注目だ。