「焼き芋感」にこだわった、新作プリン!コク深い味わい…高校生が開発「贅コクぷりん」【北海道・旭川】
北海道・旭川市は、全国の菓子が集まる「あさひかわ菓子博2025」の開幕を5月末に控え、今スイーツがとても熱いマチです。
そんな旭川から、忙しい毎日に、ほっと一息、‟ごほうび糖分”を。
地元の高校生たちがこだわりにこだわった、プリンのご紹介です。
連載「ごほうび糖分」
地元開催の菓子博で『旭川らしい』スイーツを
これまでも日本酒や三升漬けなど様々な商品を開発してきた、旭川農業高校。
おととし菓子製造の科目ができて、パティシエを目指す生徒たちが在籍しています。
その生徒たちが目標にしたのが「あさひかわ菓子博2025」でした。
「旭川らしい」スイーツの開発に取り組むことになりました。
使う食材として持ち込まれたのは、「贅コクたまご」。北海道産の原材料を配合した飼料で育てた鶏から生まれたたまごで、色の濃い卵黄と、コク深い味わいが特徴です。
ホクレンがその魅力を発信したいと模索していたところに、JA上川生産連が仲立ちして、今回のプロジェクトが実現しました。
生活科学科の2年生10人と、食品科学科の3年生7人で考えたプリンは5種類。
さつまいも、ごぼう、甘酒、米粉、チーズを活用したイタリアンです。
「あさひかわ菓子博」で販売するために、その5つの候補から2つにしぼられました。
「さつまいも」と「米粉」の2種類です。どちらも地元・旭川にこだわっています。
「米粉」を選んだのは、米が旭川市の基幹作物で、米の消費拡大と米粉のPRを目指したから。「米粉」はスフレにして、プリンと2層にした商品です。
そして「さつまいも」は、旭川でもさつまいも畑が増えていることから、今後その加工法が注目されることを想定し、旭川農業高校が先陣を切って商品化に挑戦しました。
生徒たちのプレゼンのあと、私もそのプリンをいただきましたが、どちらも本当においしくてびっくり。
個人的には「さつまいも」にはまりました。生徒たちも「焼き芋感」にこだわったという通り、まさにやわらかい焼き芋。
開発には、地元出身で「旭川食のアンバサダー」の下國伸(しもくに・のぶ)シェフがサポートにあたり、生徒たちが課題に直面したときにアドバイスをしてくれたそうです。
「贅コクぷりん」取り扱い場所
「米粉」「さつまいも」
・あさひかわ菓子博会場 ホクレンブース
5月31日(土)6月1日(日)いずれも午前10時から
1個400円(税込) いずれも各日100個ずつ販売
「米粉」と「さつまいも」のプリン、実はとっても手間がかかるスペシャルメニュー!
ということで「贅コクたまご」と北海道産牛乳を使ったスイーツを楽しんでもらおうと「ノーマルタイプ」のプリンも制作して発売中です。こちらもとてもおいしいプリンです。
「ノーマルタイプ」
・旭川鶏卵(北海道旭川市7条通15丁目72‐9)自動販売機
4月18日(金)~
1個400円(税込)
・プレミアホテル‐CABIN‐(旭川・札幌・帯広)、プレミアホテル‐CABIN PRESIDENT‐函館
5月1日(木)~5月31日(土)
朝食提供レストランで提供
「ノーマルタイプ」のパフェ
・みのるダイニング札幌ステラプレイス店
5月29日(木)~6月15日(日)
「ノーマルタイプ」をパフェとして提供
連載「ごほうび糖分」
取材・文:HBC旭川放送局
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の情報は取材時(2025年4月)の情報に基づきます。最新の情報は各取り扱い場所のホームページ等でご確認ください