ありえない…!妻がついに決意した【離婚の引き金】になった夫の一言 #13「おい、夫の…」
どんな夫婦であっても、違う人間同士が一緒にいれば喧嘩やすれ違いは起こります。
また、結婚して年月が経つうちに、お互いの価値観に変化が生まれるのも仕方ありません。
ですが、どんなときであっても尊重したいのは相手の気持ち。妻が離婚を決意するほどショックを受けた、夫からの「ありえない一言」とは、どんなものだったのでしょうか。
「夫と離婚を決めたのは、義母が入院したときです。それまでも仕事を言い訳に義実家の用事を私に丸投げしてくる夫には不満を伝えていましたが、『妻も協力しないと』と返されるばかりで話になりませんでした。
それでも、少しでもいい関係でいたいと思い、子どもたちとの時間を潰してまで義母の買い物に付き合ったり、年末の大掃除も文句を言わずに手伝ったりしていましたが、調子に乗ったのが義母たち。
平日の仕事中にいきなり電話をかけてきて『帰りに◯◯を買ってきて』と言われ、断ると夫に告げ口されて後でネチネチと嫌味を言われるようになり、中学生の娘から『お母さん、言うこと聞きすぎじゃない?』と呆れたように言われる始末で、本当に惨めでしたね……。
その義母が階段で転んで足を骨折し入院が決まった日、会社から帰宅した夫が『明日から母の着替えとか頼むな』と事もなげに言うのでカチンときてしまい、『忙しいから無理よ』と返しました。
すると、いつものようにすぐ不機嫌さをあらわにした夫が『おい、夫の母親だぞ。妻が面倒をみるのが当たり前だろう、口答えするな』と上から目線で言ってきて、その瞬間に心のなかで糸が切れました。
その場には娘もいましたが、『悪いけど、自分の親くらい自分で面倒みたら?これ以上あんたたちの犠牲になるつもりはないから』と、正面から答えました。
夫が何か言おうとしましたが、そこで前に出たのが娘。
『お母さんをずっとパシリに使っておいて、お父さんは何もしないよね』と言ってくれる姿を見たときは、思わず涙が出そうでしたね。
娘が口を出すのは初めてのことで、それを見た夫は黙り、娘がリビングを出たので私も寝室に向かいました。
その日は私も娘も先に夕飯を済ませていたので夫はそのまま放置、夜は寝室に来ずリビングのソファで寝ていましたね。
次の日から冷戦が始まりましたが、娘に『お母さん、もう無理かも』と離婚の可能性を話したら『いいんじゃない』と言ってくれて、ふたりで家を出ることを考えています。
夫とは口もきかない状態ですが、義母の世話を押し付けてくることがなくなって気分爽快ですね」(45歳/総務)
自分の親なのに、その面倒をみるのは妻の役目だと一方的に決めつけることはできません。
普段から妻をないがしろにする姿は子どもたちにも異常として映り、こんな場面で自分のほうがおかしいことを突きつけられます。
妻からの拒否を「口答えするな」と平気で言えるような男性は、そもそも妻を自分と等しく感情のある人間と思っていない証拠。
犠牲を強いられるような結婚生活からは、脱出するのが正解です。
(ハピママ*/弘田 香)