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ハンドメイド作品やキッチンカーが境内に並ぶ!亀有香取神社で「亀有神社マルシェ」が3月16日に開催

さんたつ

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東京都葛飾区にある亀有香取神社では、月に一度のハンドメイドマルシェ「亀有神社マルシェ」が2025年3月16日(日)に開催。作家によるさまざまなハンドメイド作品やキッチンカーが並ぶだけでなく、この神社ならではのお楽しみも。春のポカポカ陽気に誘われて出かけてみては。

境内の中央に広場が誕生!

建治2年(1276)に創建された亀有の総鎮守、亀有香取神社。亀有を舞台にした大人気漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』でも度々登場し、境内には“両さん”こと両津勘吉の銅像もある。そんな亀有香取神社で、毎月第3日曜に地域密着型のハンドメイドマルシェが行われている。そのきっかけとなったのは、鎮座740年を記念して行われた2018年の境内の大規模改修。それまで社務所が立っていた境内中央には、御神木であるクスノキとおみくじ絵馬掛けのみを残して大きな広場が作られ、日陰のない明るく開けた空間が誕生した。

そして2022年1月から、クスノキの下で月に一度のマルシェが行われるようになった。「古より神社という場所は文化や芸能などが集まる場所とされてきました。マルシェを開催することで街のみなさんが集える明るい場所を作って、昔からの神社機能を取り戻したいと思ったのがきっかけです」と話すのは亀有香取神社の宮司・唐松範夫さん。

境内には開放的な空間が広がり、誰もが集いやすい雰囲気。

かわいくてほっこりする作品がズラリ!

当日は約20のハンドメイド作家による出店のほか、飲食が楽しめるキッチンカーや古本屋が並ぶ。なかには神社の名前を意識した「亀」をモチーフにした作品や、正月やひな祭りなどの伝統行事に合わせた作品も並び、「作家さんたちが工夫して、神社らしさを組み込んだ作品を作ってきてくださるんです」と唐松さんはにっこり。

今回で第31回目を迎えるマルシェだが、徐々に認知度も広まり、近隣以外からも出店についての問い合わせがあるという。「出店者の方々には神社ならではの参拝者層を意識してもらい、肩の力を入れずにのんびりとやってもらうようお願いをしています。商業目的というより、街の人々とのつながりやゆるやかな時間の流れを感じてもらえたら」と唐松さん。公園とも違い、マンションの広場とも違う、神社というスピリチュアルな空間で行われるマルシェに、出店者も来場者も物の売買だけを目的とするのではなく、唯一無二の空間を楽しむ様子がうかがえる。

かわいいハンドメイド作品との一期一会を楽しもう。4月は2025年4月20日(日)に開催!

また、唐松さんがおすすめする境内での過ごし方は『ラ・ローズ・ジャポネ』というパティスリーでおいしいケーキを味わうこと。同店は2018年に大鳥居の横に店を構え、洋菓子の世界大会で優勝を成し遂げた経歴をもつシェフが手掛けるケーキが評判だ。「神社にはいろいろなコンテンツがあります。マルシェを楽しんだり、ケーキをいただいたりして、訪れる人々が豊かな気持ちで休日を過ごしてもらえればうれしいです」と唐松さん。参拝はもちろん、プラスαの楽しみがいっぱいの亀有香取神社にぜひ足を運んでみよう!

開催概要

「亀有神社マルシェ」

開催期間:2025年3月16日(日)
開催時間:10:00~16:00(雨天・荒天の場合は中止)
会場:亀有香取神社(東京都葛飾区亀有3-42-24)
アクセス:JR常磐線亀有駅から徒歩3分

【問い合わせ先】
実行委員会:https://www.instagram.com/kameari_marche/
URL:https://www.kameari-katori.or.jp/

取材・文=香取麻衣子 ※画像は主催者提供

香取麻衣子
ライター
1980年生まれ。『散歩の達人』編集部でのアルバイト経験を経て、2010年からライターとしての活動を開始。あだ名はかとりーぬ。『散歩の達人』では祭り&イベントのページを長らく担当。青春18きっぷ旅や山歩きなどのんびりと気ままにお出かけするのが好き。あとビールや美術館めぐりも大好物。

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