沖磯フカセ釣りで寒グレを狙う【和歌山・勝浦】40cm級筆頭に尾長&口太の数釣りを達成!
爆風の中、和歌山県串本町萩尾で竿を出した後、温泉で癒されつつ素泊まり。翌朝、思案の末に勝浦町浦神の堀渡船へ向かい、沖磯フカセ釣りで寒グレを狙うことに。ポイントを探りながら挑んだ結果、40cm級の尾長&口太を次々とキャッチ!納竿まで存分に楽しんだ釣行の詳細をお届けする。
地の三石で磯フカセ釣り
爆風の中、和歌山県串本町萩尾で竿を出した後、地元の温泉に浸かり、素泊まりで宿泊した。2025年2月18日(月)、もう一度萩尾で竿を出すか悩んだが、思い切って30分ほど移動し、和歌山県勝浦町浦神の堀渡船へ向かうことを決めた。
午前5時過ぎ、宿を出発し、車を走らせること30分ほどで勝浦町浦神に到着した。出船時刻は午前6時半過ぎだったが、途中コンビニに寄ったこともあり、堀渡船には午前6時に到着。
荷物を出船場所へ運んでから身支度を整えた。この時点で気温は0度と寒く、ミドラーを2枚着込んで防寒対策は万全にした。
船頭に挨拶を済ませ、午前6時半過ぎに出船。私は横島を希望していたが、前日の爆風の影響で釣りが成立しない可能性が高く、船頭の判断で横島はNGとなった。
目ぼしい磯はすでに先客が希望していたため、偶然空いていた「地の三石」に乗せてもらうことになった。
ポイント探し
渡礁後、二つ親や沖の三石に常連が降りた後、私が3番目に磯に降りた。地の三石は比較的足場が良く、乗り降りもしやすい磯だ。
当日の潮周りは中潮で、午前8時半が満潮。午後2時半の迎え船の時間には潮位が50cmほどに下がる見込みだった。常連の話では、三重県方面へ流れる下り潮が良いとのことだった。
磯を見渡すと、良さそうなポイントはいくつかあったが、全て試している時間はない。そこで、隣の磯「中三」との水道が最も有望に思えたため、少し面倒だったがバッカンを運び、第一投目をそこから開始した。
当日のタックル
竿:がまかつ 競技3 1.25号 5.3m
リール:SHIMANO ハイパーフォース 2500番
道糸:2号
中ハリス:1.75〜2号
ハリス:1.75号〜2.25号
針:Daiwa Speed Mulch 5〜7号
撒きエサ
大阪で事前に準備してきたヒロキュー新製品!通称「GG事!」
・グレートグレ2袋
・生オキアミ 3kg
・アミエビ 2kg
・パン粉 1kg
・予備としてヒロキュー グレートグレ1袋
刺しエサ
・生オキアミ
・生イキくん Pro Mサイズ
私の釣り方なら、ヒロキュー グレートグレ2袋あれば7時間は充分釣り可能。しかし、急な天候変化やバッカンに波がかぶるなどのアクシデントを考慮し、予備のグレートグレを持参するのが定番化している。
釣行開始
気配プンプンの「中三」との水道からスタート。サラシが二つ重なり合っているので、2B負荷のウキに2Bガン玉を打ち開始。
私の仕掛けならもっと入るはずだが、イマイチぱっとしない……。一応、簡単に色々模索したが、30分ほどで見切りをつけて船着へ移動した。
ヒットするもラインブレイク
第一ポイントが思わしくなかったため、バッカンを運んで船着へ移動。寒い日にも関わらず、作業で汗が滲んだ。最初のポイントで使用していた2B仕掛けのまま釣りを続けることにした。
船着はサラシがなく、2B負荷の必要はなかったが、先ほどの潮の噛み具合と比較するためにそのまま使用することにした。ハリスは1.75号にサイズダウン。
第一投目を仕掛けると、潮の流れに乗せやすく、仕掛けが良い感じで馴染んだ。二投目か三投目で、スパッと高速ウキ入り!
しかし、いい感じで溜められたと思った瞬間、チモト切れ……。魚影は確認できなかったが、内心「イスズミであってくれ」と願いつつ、ハリスを2.25号に変更して再挑戦。
数投目、再び強烈なアタリ!だが、先手を取られてしまい、無意識にLBを出したら磯際に触れ、中ハリスが飛んでしまった……。悔しさを滲ませつつ、再び仕掛けを交換した。
40cmの口太&尾長グレゲット
再度ハリスを交換し、釣りを再開。この潮流なら、もっと軽い仕掛けでも馴染むはずだったが、既に2回アタリがあったので、そのまま継続することにした。数投後、同じパターンでヒット!
糸を出さずに強引に浮かせると、魚影は尾長グレ!タモ入れしてキーパーバッカンのスケールに当てると、40cmジャストか、少々切れるサイズだった。午前10時までには、キープサイズ4〜5枚をキーパーバッカンに投入。
ところが、突然ボラの大群が現れ、撒き餌に群がり始めた。スレ掛かりで1匹釣り上げたが、ボラだと思っていたのはメナダだった。ボラより引かないため、タモ入れはスムーズだった。
しばらく休憩を挟み、再開するも、ボラとメナダが撒き餌を独占する状況に。そこで、撒き餌を大量に離して打ち、自分の仕掛けが馴染んでから、1シャク撒き餌を打つように変更。すると、すぐに高速ウキ入り!
タモ入れしたのは、40cm確実の口太グレ!いい流れが来たが、潮位が下がるとともにアタリも遠のき、あっという間に納竿時刻を迎えた。
午後2時の迎え船までに、40cm〜30cmの口太グレ、尾長グレをしっかりキャッチし、大満足の釣行となった。また来たい!
<秦厚治朗/TSURINEWSライター>