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「断りますよ」診察の予約を入れたがる厄介な父に、先生が神対応! #母の認知症介護日記 215

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アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

母・あーちゃんの施設への引っ越しを終えて一気に疲れが出たのか、姉・なーにゃんが発熱でダウンしてしまいました。そこで、ワフウフさんはひとりで施設へ行き、あーちゃんの様子を見ることに。ワフウフさんがホームの部屋を訪ねると、大人数の中に親しい人がいない環境が心細いのか、あーちゃんは「やっぱりここは寂しい」とひと言……。そこでワフウフさんが気分転換にあーちゃんを散歩へ連れ出したところ「外に出るのは久しぶりだわ」と大喜び。実は、前日に姉・なーにゃんも散歩に連れ出してくれていたのですが、あーちゃんはそもそも姉が来てくれたこと自体を忘れてしまったようで、ワフウフさんは認知症のせいだとしても、報われないな……と複雑な気持ちになってしまいました。

ここまでしてくれるなんて…!

姉の体調が安定せず、この日もワフウフさんがひとりで施設へ行くことに。途中、認知症の病院に寄って処方箋を受け取る予定でしたが、父が突然認知症の病院に現れたことで、計画が崩れてしまいます。先生や病院のスタッフがワフウフさん姉妹の希望通りに対応してくれたことで、父にあーちゃんの入院先を知られることはなかったものの、ワフウフさんは父の執念深さを感じていました。

自分のパーキンソン病を診てほしいと、あーちゃんが通う認知症の病院で診察の予約を取ろうとした父。しかし、ここは認知症の専門病院なので、父の目的はあーちゃんが病院に来るのを確認することだというのが見え見え。

受付の方が困って先生に対応を相談しに行くと、先生は断るように言ってくれたそう。

というわけで、お断りされてしまった父。

とはいえ、まだ諦めていない雰囲気だったらしく、このままでは終わらなそうです。

先生と話す時間をいただいたとき、今の状況について聞かれたので、施設への引っ越しについてと今まで私たちがしたことを共有しました。

先生は、私たちがやったことを「大正解」と言ってくれて、ホッとしました。

その際、父が診察を受けたがっているという話になり、私は、父の目的があーちゃんについての確認だと思うと伝えました。

すると、先生は力強く「断りますよ!!」と言ってくれたのです。さらに、しばらくは父とあーちゃんが鉢合わせしないよう、私たち姉妹だけで診察に来てもいいとまで言ってくれて、細やか過ぎる対応に感動しました……!

父は自分のパーキンソン病を診てほしいと言って、あーちゃんが通う認知症専門病院の予約を取ろうとしました。しかし、病院は自宅からも遠く、何より認知症専門病院なので、あーちゃんが病院へ来るのを確認したいという意図が見え見えでした。

先生に今の状況を話し、父が受診したいのはあーちゃんが認知症専門病院に来ることを確かめたいだけだと思うと伝えると、先生は「新規の方は予約が取れない」と力強く断ってくれました。そして、父とあーちゃんが鉢合わせするのを避けたいのであれば、しばらくあーちゃんは連れてこなくても、様子を教えてくれれば薬を調節しますとまで言ってくれました……!

思いがけないタイミングで認知症の病院に父が現れたわけですが、病院側の細やかな対応に助けられました。ここまでしてくださる先生や病院は、他にはないんじゃないかと思います。本当にありがたいです……!

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今回も、病院側のファインプレーに助けられましたね。父と会わせないようにと先生が指示するのは簡単なことですが、そうならないようなアイデアを提示してくれるなんて、本当にすてきな対応だと思います。想定外の父の登場には困惑しましたが、結果として先生や病院の素晴らしさを再確認できたのはよかったのかもしれませんね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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