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交通安全母の会・五反田会長 「母として子の命守る」 事故防止訴え、活動

タウンニュース

児童に交通安全を指導する五反田会長

家庭から交通安全教育や啓発活動を行い、事故を減らすべく活動する「交通安全母の会」をご存じだろうか。

戸塚区、横浜市、そして神奈川県の会長を務める五反田佐千子さんは「子どもの命を守るのは、母親の役目でもあり責任でもある」と話す。

自分の命も大切に

同会の活動は、交通安全に関する啓発活動や講習会が主。その中でも五反田会長が熱心に取り組むのが、チャイルドシートの着用講習だ。

五反田会長によると、正しい着用ができていない場合や使用しない人も多く「きちんと使わないと、いざという時に子どもの命を守れない」と警鐘を鳴らす。

さらに一昨年4月から努力義務となった自転車のヘルメット着用も呼びかける。「子どもは着けているが、大人の着用率は低いのでは。自分の命を守ることも忘れないで。残されて悲しい思いをするのは子どもたち」

誰かが知らせ続ける

五反田会長が母の会の活動を知ったのは、約35年前。長年の活動の中で、全国交通安全母の会連合会(全交母)の解体や、地区ごとの会の解散などを経験。しかし「交通安全はこの先もずっと必要。誰かが常に知らせなくちゃならない」という思いで今日まで続けてきた。

近年は、会の名前にとらわれず男性の入会もあり、交通関係だけでなく地域全体の安心・安全を幅広く呼びかけている。「事故も事件も命に関わること。私や会員の声かけが、万が一の時、誰かの命を救うことにつながれば」。優しく厳しい母の眼差しが、今日もまちを見守っている。

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