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丹波の語源は古代米?収穫体験を取材して感じた新たな謎【兵庫県丹波篠山市】

ローカリティ!

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去る日曜日、個人的にも毎日のように愛犬の散歩に利用している、市内にある兵庫県立丹波並木道中央公園まで登って行くアクセス路の脇にある、県が所有している水田で古代米の収穫が行われるということで取材に赴きました。

稲の刈り取りとなると、丹波篠山市に隣接する京都府、大阪府、兵庫県の阪神間などの大都市に住む都会の人たちにとって、特に子どもさんなどは普段はなかなか経験することができないこととあって、多くの体験申込者があり、親子連れの皆さんがたくさん作業に訪れていました。

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水田を管理している県立公園管理事務所の責任者に取材許可をいただき、指導している方たちにお話を伺いました。

地元・丹波篠山市に住んでいる私でも、古代米となるとなかなか口にする機会がない珍しいお米です。その水田で栽培されているのは古代米の中でもいわゆる赤米と呼ばれる種類でした。他にもさらに黒い品種である黒米も栽培している地域もあるそうです。

現在の兵庫県と京都府のそれぞれ中部、そして大阪府の一部(高槻市や豊能町)にまたがっていた旧・丹波国の「丹」は赤い色という意味もあります。

古の丹波地方では広く栽培されていた古代米の赤みを帯びた稲穂が、風になびいて波打っている様子が丹波の語源であるという説があるそうです。

昔から丹波地方は米どころだったようですね。

ちなみに、私が生まれ育った東京23区の西端に位置する大田区を流れる多摩川の源流は、山梨県の丹波山(たばやま)村の丹波(たば)川です。多摩川の語源も当初は丹波川だったものが転訛(てんか)したという説があることを、大田区在住だったお年寄りから子どもの頃に教えてもらったのを覚えています。

なぜ遠く離れた山梨県に丹波の文字が使われている村が存在するのか、大変興味深いので、ゆくゆく現地取材をしてみたいと考えています。

※写真はすべて2024年10月27日、筆者が撮影

椛澤弘之

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