湯河原〜元住吉100Kmウォーク 雨の中を258人完歩 実行委員会「つながり実感」
モトスミ・ブレーメン通り商店街の青年部が中心となって構成された実行委員会が主催する「神奈川100Kmウォーク湯渡し100」が3月15日から16日にかけて行われた。スタート後に降り始めた雨で気温が下がる中、258人が湯河原から元住吉までの100Kmを一晩かけて完歩した。
神奈川を横断し、ウォーキングの魅力と人同士の交流、各地域のグルメを楽しんでもらうことを目的に、今年記念すべき1回目を迎えた同イベント。
500人のエントリーのうち481人が参加。15日午後1時に、実行委員会メンバーや湯河原の地元の人たちに見送られながらスタート。直後に降り始めた雨の中をゴールの住吉神社を目指して歩いた。途中、国府津(小田原市)、平塚、藤沢、戸塚、六角橋(横浜市神奈川区)の各チェックポイントに設けられたエイドステーションで、それぞれの商店街らの協力でご当地グルメなどが振る舞われ、足を休めながら歩き続けた。住吉神社では実行委員会メンバーが出迎える中、午前6時ころに先頭がゴール。その後も、疲れた表情や達成感のある表情で参加者は次々とゴールゲートをくぐった。
悪コンディションの影響で223人がリタイヤするも、258人が完歩した。10時台にゴールした70代男性は「本来なら良い景色を楽しめたと思うけど、雨だけが残念だった。それ以外は神奈川の良いところを見ながら歩けたし、ゴールができて良かった」と笑顔で話した。
実行委員長の小林規一郎さんは「このような過酷な大会はもう二度とないというほどの大会になった。対策、課題も見えて収穫が多く、次回への励みになった」と振り返った。続けて、「すべて手探りだった中で、参加者、協力団体、スタッフが一つにつながることができ、いろいろな形で表現できた。すべての方に感謝したい。大成功だった」と喜んだ。