カプセルトイの進化形「フラットガシャポン」で売っている、ドラゴンボール40周年記念のジャンプ表紙ポスターがアツい!!
「カプセルトイ」はその名の通りにカプセルにオモチャの入った自販機のことである。数年前からカプセルトイ市場は拡大を続けており、以前は100~200円程度が主流だったが、いまでは300円以上は当たり前。高いモノになると1500円の商品まで登場するようになっている。
そういう私(佐藤)は以前、カプセルトイに夢中だったのだが、近頃はめっきり買うこともなくなった。そうしている間に、筐体は驚くべき進化を遂げていた!
「フラットガシャポン」ってナニ!? 今のカプセルトイはこんなことになってんの!? もうカプセルじゃないやん! しかもそのフラットガシャポンで販売している「ドラゴンボール40周年記念」の商品は激アツじゃないかッ!!
・カプセルじゃない!
フラットガシャポンとは、バンダイの自販機である。最大A4サイズの平面アイテムを取り扱うことができる筐体で、2022年頃から登場しているのだとか。そんなに前からあるなんて、全然知らなかったよ。
2025年7月第1週より、人気漫画『ドラゴンボール』の40周年を記念して、連載当時の週刊少年ジャンプの表紙ポスターを、このフラットガシャポンで販売開始している。
ナニソレ、めっちゃ欲しい! リアルタイムにジャンプでドラゴンボールを読んでいた世代としては、こりゃ買わざるを得ない。ちなみに販売価格は1枚400円だ。ではさっそく100円玉4枚を投入して、ハンドルを回してみよう。カプセルじゃないなら、どんな風に出てくるんだろう?
ハンドルを回してみると~……。お! 上から平たい何かが出てきた!
さらに回すとニョキニョキっと出てきた~!
ハンドルを回し切ったら止まるので、最後は手で引き抜く。
・凄まじい連載陣
2枚購入してみました。「ドラゴンボールポスターコレクション」がこの商品の正式名称のようだ。
1シート1枚入りで全部で10種類ある。いずれコンプリートしたいな。
シートの隙間をチラリと覗くと、この色彩は連載当時のジャンプのままじゃないか!? オラ、ワクワクすっぞ!
出た~! フリーザの第一形態。紙面からあふれ出す迫力がハンパない! やっぱ鳥山明先生は天才だよなあ。この表紙は1990年4月16日発売の18号のものだ。当時のジャンプの販売価格は180円だった。
もう1枚は、1985年1月29日の新年7号。この頃は悟空は小さくて、ほのぼのした内容だったんだよなあ。
ちなみに当時の連載作品は、『北斗の拳』『キン肉マン』『キャプテン翼』『ウイングマン』『バオー来訪者』『こち亀』『きまぐれオレンジロード』など、いまだに愛されるレジェンド級の作品ばかり。
そのほかにも高橋よしひろ先生の『銀牙』、新沢基栄先生の『ハイスクール奇面組』、車田正美先生の『男坂』、本宮ひろ志先生の『ばくだん』、徳弘正也先生の『シェイプアップ乱』、次原隆二先生の『よろしくメカドック』、富沢順先生の『ガクエン情報部H.I.P.』、そして平松伸二先生の『ブラック・エンジェルズ』。
なんだこの時代! これだけの豪華メンツの連載が180円で毎週読めるって、凄まじい時代だったんだな。改めてジャンプの凄さを思い知らされる。
この頃、本当に擦り切れるまでジャンプを読んでいたものなあ。同じ話を何回読んでも飽きなくて、部屋にボロボロのジャンプが山積みになってたっけ。内容を知ってるのに、コミックまで買って何度も何度も読み返したものだ。
きっと同世代の皆さんも同じようにしていたはず。どの作品も飽きずにずっと読んでいられた。とくにドラゴンボールは毎週ドキドキワクワクが止まらなくて、次号が待ち切れなかった。ワクワクとドキドキを届け続けてくれた鳥山先生、ありがとうございます!
・発売当時はまだ……
さて、そんな凄すぎるジャンプが発売していた1985年当時の私は11歳でした。40年前はまだ穢れを知らない少年だったんですよ。
当編集部最年長の私が11歳だったということは、その当時、まだドラゴンボールを読んでいなかったメンバーも当然いるわけだ。実際、この日のメンバーで最年少の原田たかしは、このジャンプが発売していた当時、1歳だったらしい。さすがに1歳でドラゴンボールを読んでいるわけないよな……。
40年の時の重さを感じざるを得ないな……。そんなわけで現在、フラットガシャポンで懐かしのドラゴンボール表紙ポスターを購入できるので、気になる人はゲットしてくれ!
参考リンク:ガシャポン、フラットガシャポン
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24