【西伊豆・堂ヶ島】神秘スポット「天窓洞」遊覧船だめでも迫れる場所が! ~新間いずみ1万円ひとり旅~
死ぬまでに一度は見てみたいと思っていた静岡・西伊豆町にある「天窓洞」の絶景。しかし、遊覧船は欠航。代わりに行ってみた遊歩道は天窓洞に迫ることができ、西伊豆の海を体いっぱいに感じる安らぎの場所でした。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ静岡発のアイドルグループ、fishbowl(フィッシュボウル)の新間いずみが予算1万円で行きたいところに旅をする「新間旅」。今回は伊豆半島の西側を旅します。
堂ヶ島までドライブ
土肥金山で坑道ツアーや砂金採りを楽しんだので、旅の資金は残り4970円です。
金のパワーを全身で受けたところで、車に乗って次の目的地へ出発です。
久しぶりの車の運転はやはり緊張したものの車を走らせて気づいたこと。
西伊豆エリア、運転しやすい!
道路もそれなりに広くて車間もゆったりしていて、ペーパードライバーの私にもってこいのコースでした。
この日は風が強く天気も良かったので車の窓から吹き込んでくる潮風がとても気持ちよかったです。
きっと窓の外の景色はずっとキレイなんだろうなと思いながら、そんな外の様子を見る余裕もなく車を走らせました。
堂ヶ島の注目スポット「天窓洞」へ
伊豆市の土肥金山から車を走らせること25分。
レストランや土産物店が入る複合観光施設「サンセットプラザ堂ヶ島」に着きました。
駐車場から歩いて2分の「遊覧船乗場」へ向かいます。
この遊覧船は「天窓洞(てんそうどう)」と呼ばれる神秘的な海の洞窟を巡ることができます。
今回西伊豆に来たのもSNSで天窓洞を見て、ぜひ行きたいと思ったから。
天然記念物にも指定されている天窓洞は自然が作り出した神秘的な洞窟で、スマホの映像ですらうっとり見入ってしまいます。
洞窟の天井がぽっかり開いていて、日が差し込み水面を照らす様子は、人生で一度は見てみたい景色です。
そんな「天窓洞」がとうとう見られると、ワクワクして乗船券売場へ向かうと、窓口が開いていません。
なんと、この日は風が強く遊覧船は欠航。
天気が良くても風が強い日、波が高い日は欠航になるそうです。最新情報は遊覧船を運航する堂ヶ島マリンのホームページで確認してから出かけてください。
結構楽しみにしていたから欠航ショック〜!
なんて思いながらも乗り場付近にあった顔はめパネルで気を紛らわせます。
天窓洞を上から見られる遊歩道へ
遊覧船に乗って天窓洞を見ることは叶いませんでしたが、せっかく天気もいいので「乗船券売場」からすぐ近くにある「堂ヶ島遊歩道」を散策したいと思います。
堂ヶ島遊歩道は緑が多く自然を感じるものの、石畳や階段で歩きやすくされており、ゆったりとした時の流れを感じました。
歩き進めると、本来であれば遊覧船で通る予定であった天窓洞が現れました。
天井の穴から見下ろす天窓洞。
思っていたよりもずっと大きく、これが自然にできたと思うとびっくりです。
私が西伊豆に来たことを祝福するような迫力満点の波の高さ。
また遊覧船にチャレンジしに、西伊豆に来ようと思いました。
幻の道「トンボロ現象」が起きる島
さらに階段が増えどんどん上がっていくと展望デッキが現れてきます。
これだけ波が立っていても海が青というより緑の透き通った色をしていて、波が穏やかな時はさらにキレイなのだろうなと思いました。
ここではトンボロ現象というのが起こることがあり、海の潮が引いた時に目の前の島に向かって道ができるそうです。
テレビでしか見たことがないですし、静岡でその現象が起こる場所があることを初めて知りました。
そんな自然の力は偉大だなと感じながら次の目的地へ向かいます。
私は気分が落ち込んだ時やふと1人で考え事をしたい時に、海を見たいと思うことがあります。大きな海は私の悩みなど全て包み込んでくれる存在だと思っています。
西伊豆に住んでいる方もそんな時にこの堂ヶ島遊歩道に来るのかなと思いました。
私がもし西伊豆に住むことになったら、定期的に訪れたいと思うほど心落ち着く場所でした。
■施設名 堂ヶ島マリン
■住所 静岡県西伊豆町仁科2060
■営業時間 10:00〜16:00
■定休 年中無休(荒天時は遊覧船欠航)
■問合せ 0558-52-0013
■駐車場 あり(500台収容、無料)※サンセットプラザ堂ヶ島と堂ヶ島マリンの共同駐車場
取材/新間いずみ