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秋葉山大祭のお噺し

アットエス

2024年12月8日放送の「静岡市歴史めぐりまち噺し」。今日は、秋葉山大祭のお噺しです。
語り:春風亭昇太

静岡市清水区西久保にある、秋葉山本坊峰本院。

戦国時代、武田信玄の支配下にあった江尻城近くに遠州の秋葉山三尺坊大権現が祀られていたものをこの地に移し、元亀2年1571年に開山されました。

武田家の保護の元、表向きは寺院として開山しましたが、有事の際は秋葉砦として軍事的に活用することも目的としていたと伝わります。

ここで毎年12月15日・16日に、清水の年の最後の祭りとして行われる、秋葉山大祭。開山の年から今に続くとされています。

秋葉山は、そもそも火除けの神様で、「火之要慎」のお礼を、かまどの上に貼って注意することで火事から町を守ろうと、信仰されてきました。

12月16日に行われるのが火渡り修行。山伏たちや纏を掲げた地元の消防団が本堂へ登り、本堂で点火された松明を手に降りてきます。

境内の中央に集められた笹などの塊に松明で火がつけられると、天まで届きそうな巨大な火柱が立ち昇り、その火柱がおさまったところで、火渡りが始まります。

山伏や纏を持った人たちに続いて多くの参拝者が火を渡り、その年の厄を払い新年に向けて身を清めて無病息災などを願います。

静岡市歴史めぐりまち噺し、今日のお噺しはこれにて。 <!-- tag:祭・祭事,神社仏閣/area:静岡市清水区 -->

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