3度の妊娠でいつも苦労した貧血、私は母からの○○で乗り越えた!
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男の子2人と女の子1人の三児の母親で、現在はフリーランスで講師、保育サポートなど複数の仕事を掛け持ちしているママライターのtaremayuです。24歳で結婚し、結婚2年目から妊活開始。毎朝、基礎体温をつけてタイミングを計る方法で1年後に妊娠しました。出産は27歳、29歳、31歳の時です。一人目の時にはフルタイムで仕事をしていましたが、産後は在宅での仕事に切り替え、子どもたちの成長に合わせて仕事を増やしていきました。
三回の妊娠とも苦労したのは貧血対策です。もともとヘモグロビン値が低めで、12g/dl前後。高校時代、生理中に貧血を起こして倒れたことがありましたし、献血でも断られてしまうほどでした。
鉄分が多い野菜を取るように、つわりの時期にも工夫
妊娠中は赤ちゃんと胎盤を成長させるために、より多くの鉄分が必要になるので「鉄欠乏性貧血になる確率が高まる」と聞きました。また、「貧血が重症になると出産時に大出血することもある」とも聞き、薬だけに頼らず、食事内容にも気を配るようにしました。私の場合、もともと貧血になりやすい体質だったので、そのことは意識して食事内容に気を配るようにしました。
とはいえ、つわりの時期には食べられるものが限られてしまい、肉、魚もダメで、酢の物、いなり寿司、トコロテンなど口当たりのよいものばかり食べていました。できるだけ鉄分が多く含まれているものを取ろうと思い、ひじき煮、ほうれん草や小松菜のごま和え、しらす干しなどを食べるように心がけました。
母親学級で貧血予防の話、栄養バランスも大事と学び
つわりがおさまると食べられるものも増えていったので、野菜よりも鉄分が多く含まれている肉、魚を積極的に取るように心がけました。もともと、おみそ汁のだしは煮干しで丁寧に取るようにしていたのですが、その煮干しも捨てずに食べるようにしていました。
安定期に入り、自治体で行われている母親学級に通い始め、「貧血予防のための食事」のお話も聴きました。本やネットからも情報は得られますが、専門家のお話はわかりやすく質問もできますし、体験談も聴けて良かったです。
それまでは鉄分の多い食品ばかりを気にしていたのですが、鉄の他に、たんぱく質、ビタミン類も必要だと教わり、栄養のバランスや組み合わせにも気を配るようになりました。
処方された鉄剤で貧血対策、プルーンエキスも頂いて
妊娠中の血液検査で、初期にはギリギリ12.5g/dlだったのが、中期には10.9g/dlまで下がってしまい、鉄剤を処方されました。二人目、三人目の妊娠でも同様でした。
もともとヘモグロビン値が低めだったので、食事改善だけでは難しかったようです。鉄剤を飲み始めると便が黒くなり、便秘がちになりました。私は耐えられる程度の副作用でしたが、場合によっては、鉄剤の種類を変えてもらうなど、医師に相談ができるそうです。
病院内の薬局に勤務していた義母からは、カルシウム剤、ビタミン剤、プルーンエキスがどっさり送られてきました。「プルーンは鉄分も豊富、お湯で溶いてジュースにしてね。ヨーグルトに混ぜても食べやすいわよ」と義母。とても嬉しかったです。
義母が送ってくれたプルーンエキスは、貧血予防・改善だけでなく便秘の解消にも効果がありました。“ミラクルフルーツ”とも呼ばれているプルーンは、季節によっては入手しにくいのですが、エキスなら365日いつでもプルーンの栄養を効率よく取ることができます。そのプルーンエキスと鉄剤のおかげもあって、無事出産することができました。さらに「妊娠中だけでなく、産後の体調管理も大事」と義母が定期的に送ってくれているので、今でもありがたく頂いています。
[ taremayu * プロフィール]
2男1女、三児の母。夫とは19歳の時に知り合い、24歳で結婚。初産は27歳で、一人目妊娠当時は楽器店で経理事務、フルート講師の仕事を掛け持ちしていた。妊娠29週目までフルタイムで働き、現在はフリーランスで講師、保育サポートなどの仕事に携わっている。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。