妊娠すると太る体質に⁉どんどん体重が増え続ける恐怖!難しい妊婦の体重管理
現在10歳と2歳になる2人の娘がいる専業主婦でママライターの天野つばさです。32歳の時に長女を自然分娩、40歳で次女を帝王切開と、2つの出産方法を経験しました。どちらも妊娠中の体重管理にはとても悩まされました。そんな当時の大変だった初めての妊娠中の体重管理を、思い出しながらご紹介します。
妊婦になってはじめてわかる恐ろしい体質
妊娠した友だちがよく体重を気にしていましたが、妊娠中の体重管理がこんなに大変なことだとは思っていませんでした。「今まで通り普通に食べていればいいのではないの?」と簡単に捉えていました。
しかし、よくよく考えてみれば、気にしている友だちだってそんなにガバガバ食べるタイプでもないし、太りやすい体質って感じでもない。自分が妊婦になって初めて気づきました。“妊娠すると体質が変わる”ことを。
妊娠初期は、それこそ「異物発見!!追い出せー」と体中が指令を出しているがごとく、すべてのものを体が拒絶しているようなつわりに襲われました。つわりがおさまった6ヶ月目に入り、観念したらしい私の体は赤ちゃんとの共存をはかりはじめました。
今度は手のひらを返したかのように、すべてを体に溜め込んでいったのです。食べたものが全部“脂肪”となって蓄積されていったような感じでした。
つわりが終わって今度は体重管理が課題に
妊娠26週目。赤ちゃんの体重が1kgに満たないぐらいの時期に、妊娠前より体重が6kgも増えていました。つわりの際食事が取れず3kg痩せたので、つわり後で考えると短期間で+9kgです。
母子手帳には“体重注意”のハンコが押されました。身長165cm、妊娠前の体重52kg。今まで生きてきた人生の中で短期間にこれだけ体重が増減する事がなかったので、体重に対して危機感を持つのははじめての事でした。
赤ちゃんが生まれる時の体重は3kg前後、赤ちゃんがこれから3倍ぐらいの大きさになるのに、「一体私の体はどのぐらい太ってしまうのだろうか」と、当時は恐怖を感じました。つわりが終わってやっと食事も取れるようになったのに、食べることにストレスを感じるようになってきました。
体重管理のために行動した事とは
体重増加は気をつけないといけませんが胎児にも栄養が必要なので、食事はきちんと取りたいと思ました。そして妊娠中にしたことは毎日体重計に乗ること。自分の体重を意識しながら食事を取るようにしました。
病院で指摘された“鉄分不足”は鉄分飲料で取り、妊娠期重要な栄養素といわれる“葉酸”はサプリで摂取。便秘ぎみになったので毎日ヨーグルトを欠かさず食べて、母乳がよく出るようになる、「妊娠中から飲むとよいから」とプレゼントされた温かいお茶を飲んだりして過ごしました。
悪あがきですが、病院での診察がある時は前日から食事を少なめにして、体重計測は服着用でしたので、冬なのにできるだけ薄着で妊婦検診に挑みました。
産前産後の体重の経過
妊娠後期、赤ちゃんの予測体重がどんどん増えていくので、「私の体重も増えるかも」と思っていました。しかし気をつけていたからか、私の場合体重は減ることはなかったものの、増加は妊娠中期と比べると緩やかになり、最終的に妊娠前に比べて出産直後の体重は62kgで+10kg増でした。
40週1日で生まれた赤ちゃんは3,456gの女の子で、産後4日目の私の体重は出産前から-4kgで、「赤ちゃん生まれたのにそんなに体重減ってない!」と衝撃でした。
1ヶ月後の検診では、出産前から-7kg落ちていました。産後に関しては母乳をあげていたからか、特にダイエットはしませんでしたが、体重計に乗る習慣で体重を意識をしていたからか、それから半年程で体重は元に戻りました。
「妊婦の体重が増え産道に肉がつくと、出産の際にリスクが高くなる」と聞きました。病院の診察室には「体重が基準以上に増えた場合、リスクが高くなるため、追加料金が発生します」というような内容の張り紙もされていました。“赤ちゃんのためにきちんと栄養も欲しい、過度なダイエットは厳禁だが体重は増やせない。でも普通に食べているだけでも体重が増える“ということはとてもストレスでした。私は、食事はきちんと取るけど、食べるものやカロリーに気をつける。毎日体重計に乗ることで体重管理をしました。
[ 天野つばさ * プロフィール]
10歳と2歳になる8歳差の姉妹育児中の専業主婦。姉を自然分娩、妹を帝王切開で産み、2つの出産方法を経験。娘たちが好きなものに一緒になって全力でハマって楽しんでいます。現在は、ディズニーとアンパンマンLOVE。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。
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