Yahoo! JAPAN

愛知県弥富市・境港の玉や丸で、ジグヘッドリグを使ったマゴチ釣りに挑戦した。シャッドテールワームを駆使して粘り強く探った結果、45cmの本命を手中に。浅場を攻めるスリリングな釣りに手応えを感じた一日となった。

玉や丸でマゴチ釣り

5月に入れば、そろそろキスも顔を見せるころではないかと思い、いつもお世話になっている愛知県弥富市境港の玉や丸に状況を聞いたところ、もう少し待った方が良いとのこと。

さらにマゴチ狙いはどうですかという提案をもらった。マゴチは4月からやっていて、好釣果が出ているとのこと。最近ジワジワと人気が出ているジグヘッドリグ（ワーム＆ジグヘッド）を使うマゴチゲームのようだ。

これは面白そうだと、黒宮船長にタックルや釣り方を聞いて5月3日に乗船した。

釣行開始

当日は午前5時ごろに船長が来て、予約順に名前が呼ばれ船に乗り込んでいく。私は左舷ミヨシの釣り座となった。

早速タックルの準備に取りかかる。専用ロッドは持っていないので、スーパーライトジギング用のシマノグラップラータイプLJ・S66‐0を用意し、PEライン1号を巻いたエクスセンスLB・SS・C3000HGMをセット。リーダーはフロロカーボンライン4号を1ヒロ結んだ。

5時半に出船。木曽川橋をくぐり、これから伊勢湾に出るというところでエンジン音がスローに。

ポイントは木曽川の河口域のようで、出船してから15分で到着だ。風も穏やかで天気も良く、絶好の釣り日和。船長から、「水深は4.5m。準備できた人から始めてください」のアナウンスで開始となった。

マゴチの釣り方

マゴチは砂地の海底に潜み、エサとなる小魚が通るのを待っているのでボトム中心に探る。私は確実に底取りするため、少し重いかと思ったが26gのジグヘッドを選び、これに黄土色系3.5inのシャッドテールワームを付けてキャスト。

着底が確認できたら、ゆっくりとリールを巻き上げる。船長からは「これだけでアタリは出るけどストップ＆ゴーを繰り返したり、途中で穂先を2～3回シェイクしたりするのも効果的だよ」とアドバイスをもらう。

初挑戦で本命マゴチ45cm手中

移動しながら2時間ほど釣るが、明確に出るというアタリは一向に出ない。周りもアタリは出ていないようだ。私に迷いが出ているのを察知してか、船長がサオを出して見本を見せてくれた。そして、すぐに結果を出す。さすが。だが取り込み時にフックアウト。

それでも釣れるのが分かったので、がぜんやる気が出る。私はミヨシの釣り座の利点を生かし、右舷方向にもキャスト。ラインが手前まで来たのでそろそろ回収かなと思った時、突然ゴゴンとたたかれた。

ここで大きくアワせる。すると、ガシガシとヘッドシェイクを繰り返して激しい抵抗を見せる。この手応えがマゴチ釣りの醍醐味なのだろう。

そして、船長がタモ入れをしてくれた。やりました～！本命ゲットだ。取り込んだらフィッシュグリップ、プライヤーでフックを外す。素手でフックを外すのは危険。マゴチは頬にトゲがあり、背ビレも大きく鋭いので要注意だ。

時合いにはダブルヒットも

これでコツがつかめたかと思いサイズアップを狙ったが、現実は厳しかった。10時ごろに時合いがあり、後方ではダブルヒットもあったが、私はその波に乗れず。終了間際にアタリがありアワせたのだが、途中でバレてしまった。

そして、正午にタイムアップ。私の釣果は45cmのマゴチ1匹だったが、この釣りの面白さにすっかりハマってしまった。

ちなみにトップは3匹。玉や丸では、8月くらいまでマゴチを狙っていくとのこと。皆さんもチャレンジしてみてはいかが。

＜週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎／TSURINEWS編＞

この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年5月23日号に掲載された記事を再編集したものになります。