『桃源暗鬼』淀川真澄(よどがわますみ)の情報を一挙にご紹介! プロフィールから注目シーンなど、まとめて解説
『桃源暗鬼』は「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で人気連載中の漆原侑来先生が描く漫画作品。日本人なら誰もが知っている昔話 「桃太郎」 を題材に、鬼の血を引く者たちと桃太郎の血を引く者たちの争いを描いた新世代ダークヒーロー鬼譚です。
淀川真澄は、練馬管轄の偵察部隊隊長。常に冷静に状況を把握し瞬時に判断する有能さで、一見冷たく感じる言動もありますが仲間を思ってのこと。自分についてきてくれる副隊長の並木度馨との連携は見ものです。
本稿では、淀川真澄のプロフィールから鬼機関としての役目、注目シーンなどをまとめてご紹介します。
※本稿には一部原作のネタバレが含まれます。
【写真】『桃源暗鬼』淀川真澄(よどがわますみ)キャラ解説&情報まとめ
基本プロフィール
誕生日:6月17日
好きなもの:お香(ローズマリー)
練馬区偵察部隊隊長。無陀野・花魁坂京夜とは羅刹学園の同期。少々口が悪く、冷静で冷徹。隊員に厳しいが愛情の裏返しでもある。「ポーカーフェイスであれ」が信条で表情を捨てたという。
真澄の能力
真澄の能力は、自分の血を舐めると10分間透明になることができるもの。身に着けている物まで体と同じ反応が出るため、服を着たまま能力が使えます。最初の頃は透過能力が30秒しか続かなかったそうですが、努力と経験で伸ばしたといいます。偵察部隊の任務で過去に拷問を受けたことがあり、体にはその時の傷があるのだとか。
注目シーン
信条と覚悟を持って偵察部隊の第一線で戦う真澄。体を張ってでも事態を終息させようとする真澄の活躍シーンを紹介します。(コミックス5~9巻の一部ネタバレが含まれます)
真澄の偵察力と覚悟
東京で働く各部隊の見学のために練馬にやってきた無陀野と生徒たちでしたが、皇后崎迅が街なかで子供を助けるために鬼の血を使ってしまいます。桃太郎機関から逃れるために一旦練馬偵察部隊の隠れ家へ避難しますが、夜中に抜け出しどこかに行ってしまう迅。
馨が戦闘部隊に応援要請をしようとすると、そこに現れた真澄は戦闘部隊は動かないと言います。「勝手な行動する奴は勝手に死ね」と言いながらも、しっかり調査済みで練馬部隊を動かせない理由を明確に伝える真澄。
練馬の戦闘部隊を動かせない代わりに無陀野に動いてもらうと言い、無陀野は実践を積ませるために生徒たちにもやらせようとします。遊摺部従児が自分は索敵ができる、戦闘能力がないから“それくらい”しか役に立てないと言うと、その言葉に苛立ちを覚えた真澄は——。
最前線で戦っているのは偵察部隊であり相当な覚悟を持ってやっている、鬼機関はみんなが命がけで戦っていると言う真澄の
言葉には重みがあり、真澄の覚悟と思いは従児をはじめ生徒たちにも届きます。自分たちの覚悟をそれぞれ口にし、戦う意欲を見せる生徒たち。無陀野に育成は大事な仕事のひとつと言われ、折れた真澄は生徒たちと一緒に敵地へと向かいます。
一人で偵察に乗り込み、敵の真意を探る
みんなで向かったのは迅を拉致した半グレの溜まり場。まずは状況の確認と整理をすると言う真澄は、試しに従児に索敵をやらせてみます。けれど従児の能力では内部を把握することはできず……。真澄は『偵察部隊の仕事』というものを見せるから吸収しろと言います。
馨の能力で建物の構造とおそらく迅と思われる鬼の居場所を突き止めると、真澄は見てくると言って自分の血を舐め透明に。施錠されている鍵も簡単にこじ開け、状況確認しながら迅を救出。
迅を事情聴取した真澄は、すぐになんらかの能力で盗撮か盗聴されていると察知。冷静に現状を見つめ、生徒たちには考え方は常に残酷でいろ、でもどんな能力にも必ず穴があるから諦めずに穴を見つけることが大事だと教えます。
「心を折らなければチャンスは0にならない」と生徒たちを奮い立たせえる真澄。口は悪くても、やはり上に立つ人。無陀野と同じように生徒たちに教えを説いてくれるのでした。
暴走した四季を引きとめ時間を稼ぐ
四季と桃寺神門の対峙を見守る真澄。神門の力に圧倒されていた四季でしたが、「炎鬼」の力が発動してしまい暴走状態に。にもかかわらず意識を持つ四季は、必死に「自分を殺してくれ」と懇願します。
そこに真澄が現れ、暴走に抗う心意気を無駄にはしないと言い、自分が四季を引きつけるからと、神門に四季を仕留めるための時間を作ります。透明になっているにもかかわらず感覚で真澄の居場所を掴み攻撃の狙いを定めていく四季。そして真澄がバランスを崩した瞬間、足を攻撃。右の足首から下が吹っ飛ばされてしまいます。逃げずに立ち回っていた真澄にとって、この状況は致命的。詰んだ……と思い死を覚悟した真澄でしたが、そこに無陀野が現れ命拾いします。
声優は田丸篤志さん
淀川真澄を演じているのは、田丸篤志(たまるあつし)さん。2月27日生まれ、埼玉県出身。『魔法使いの約束』のアーサー役をはじめ、『ディズニー ツイステッドワンダーランド』のアズール・アーシェングロット役など、人気作品のキャラクターを演じています。
同期の京夜に助けられる
四季と神門の一戦が終わり、足を怪我した真澄は自分は現場から退き馨に隊長を任せると話しますが、そこにたまたま練馬入りした京夜が現れます。
相変わらずチャラく、真澄のことも「まっすー」と呼んで挨拶を交わす京夜でしたが、すぐに状況を飲み込みまずは未来ある子供たちから救うと言って四季と碇を治療。「あとでまっすーも治してあげる」言ってくれます。
京夜のおかげですっかり足も戻った真澄。まだまだ現場での活躍が見られそうです!