【冬に多い高齢者の事故】入浴中の事故・餅での窒息に注意
冬に多い高齢者の事故
冬には、特に高齢者による入浴中の事故(ヒートショック)と餅での窒息が多くなります。
事故を予防し、発生したときは慌てず冷静に対処しましょう。
また、万一に備え応急手当てを学びましょう。
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入浴中の事故(ヒートショック)
急激な温度変化により血圧が変動することで起こる健康被害です。
失神や心筋梗塞、脳卒中などを引き起こし、新潟市内で毎年100人以上が亡くなっています。
どんな人がなりやすい?
・ 熱い湯や長湯が好きな人
・ 高血圧、糖尿病、不整脈などの持病がある人
予防のポイント
・脱衣所を暖める
・風呂のふたを開けておく
・湯温は41度以下にする
・ 食後、飲酒後、服薬後すぐの入浴は避ける
・入浴前に水分補給をする
※ 部屋を移動するときは上着を着る
応急手当て
・ 浴槽から引き上げて横に寝かせる。引き上げることができなければ、溺れないように身体を支えるか、浴槽の栓を抜く
・呼吸をしていないときは心肺蘇生法を行なう
餅での窒息
どんな人がなりやすい?
・食事中むせることがある人
・かむ力、のみ込む力が弱い人
予防のポイント
・のみ込みやすい大きさにする
・食べるときはよくかむ
応急手当て
❶ 手の付け根で肩甲骨の間を強くたたく(背部叩打法・はいぶこうだほう)
❷ 後ろから持ち上げ、腹部を上方へ圧迫する(腹部突き上げ法)
※反応がなければ胸骨圧迫を行う
問い合わせ先
新潟市消防局救急課
問い合わせ先
電話番号
025-288-3260
リンク
https://www.city.niigata.lg.jp/shisei/koho/kohoshi/shiho/new/index.html