元阪神、DeNAの大和氏が関メディ中等部の臨時コーチ就任、内野守備を強化
今夏も多数のOBが甲子園出場する中学野球の強豪
プロ野球の阪神、DeNAで活躍した大和氏(37=本名・前田大和)が兵庫県西宮市の野球専門校・関メディベースボール学院中等部の臨時内野守備コーチに就任することが29日、分かった。8月1日の宮崎キャンプから帯同する。
大和氏は鹿児島・樟南高から2005年高校生ドラフト4巡目で阪神に入団。2007年から登録名を「大和」に変更し、堅実な守備で主にショートを守りながら俊足巧打で活躍した。
国内FA権を行使して2018年からDeNAに移籍。内野ならどこまで守れるユーティリティプレーヤーとして、2024年にユニフォームを脱ぐまで通算1524試合出場、957安打、12本塁打、282打点、93盗塁、打率.251の成績を残した。
中学野球屈指の強豪となった関メディ中等部は、全国の強豪校に多数の選手を輩出。今夏も関東一・中濵一葵、敦賀気比・鶴田啓人、小林拓斗、智弁和歌山・山田希翔、鳥取城北・矢野暖人、沖縄尚学・田淵颯士郎、田中彪斗のOB7人が甲子園に出場する。
ただ、7月23日まで行われたポニーリーグの第51回全日本選手権大会では準決勝で敗退。2年ぶりの優勝を逃した。そこで課題の内野守備を強化すべく、大和氏を招へいした。
井戸伸年総監督は「内野守備のスペシャリストなので、大和コーチに教わるだけで子供たちの守備への意識が変わるでしょう。技術だけでなく、精神面や野球への姿勢など元プロから教わることは多いので期待しています」と話している。
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記事:SPAIA編集部