閉めっぱなしはNG!家の「通気口」の意外と知らない“正しい使い方”「知らずにずっと閉めてた…」
家の中にある「通気口」は、各部屋に1個ついていることが多いもの。丸や四角などいろいな形状の通気口がありますが、なんのためについているのかご存じでしょうか? つねに閉めていて、換気のときだけ開けるのは、じつは間違いかもしれません。ここでは、意外と知らない「通気口の正しい使い方」をご紹介します。
通気口は「開ける・閉める」どちらが正解?
結論から言うと、家の通気口は基本的に「開けっ放し」にしてかまいません。むしろ、常時開けたままにしておくことが適切です。
そもそも通気口は、室内に外の空気を取り込むためのもの。給気口や吸気口と呼ばれることもあります。
新鮮な空気を取り入れることで、室内の空気を循環でき、清潔に保てる重要な存在なんです。
通気口の閉めっぱなしはNG!その理由は
開けっ放しにすることで、24時間換気ができる通気口。長い間閉めっぱなしにすると、室内の空気がよどんで二酸化炭素の濃度が高まる可能性があります。
その結果、体調不良を起こしたり、室内の湿気が溜まって結露が発生したりすることも……。カビやダニが繁殖しやすい環境になれば、健康被害も避けられません。
快適に健康な暮らしをおくるためにも、通気口はつねに開けっ放しにしておきましょう。
こんなときは閉めてOK!
通気口を開けっ放しにすると24時間換気できますが、逆にデメリットもあります。
次のような不便を感じたら、通気口を一時的に閉めて対処しましょう。
・外の騒音が気になる
・虫が侵入する
・外気が入ってきて寒い
・外から臭いが入ってくる
これからの時期は、換気によって冷たい空気が入ってくることがあります。そんなときは、暖房で部屋が暖まるまでの間は閉めておき、温度が上がるのを待ちましょう。
ただし、閉めた後は再び開けるのを忘れずに。空気がこもらないよう、家の通気口を正しく使ってくださいね。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア