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重曹は掃除やお菓子作りに活用できます。しかし、使うときには注意することもあるんです。今回はライオンケミカル株式会社の方に、「食用重曹と掃除用重曹を使用するときの3つの注意点」について教えていただきます。

教えてくれたのは……ライオンケミカル株式会社

創業140年以上の技術、豊富なノウハウを活かし、日用品を開発・製造・販売するライオンケミカル株式会社。和歌山県から全国、世界へと販売網を拡大している企業。安全で継続的に信頼できる商品作りを大切にしている。

1.掃除用重曹は食用に使わない

掃除用重曹は掃除だけに使用し、食用重曹とは明確に区別する必要があります。

・掃除用重曹は食品添加物としての基準を満たしていない可能性がある

・不純物が含まれている可能性がある

・品質管理が不十分だと健康に悪影響を与える可能性がある

などの理由からです。

お菓子作りなどに掃除用重曹を利用しても、味が台無しになることもあるので食用としての使用は避けましょう。

2.傷がつきやすい素材には使用しない

重曹は研磨作用があります。傷がつきやすい素材（アルミニウムや銅、真鍮などの繊細な素材）に使用すると、表面を傷つけてしまう可能性もあります。塗装や艶のある表面には使用を避けましょう。

3.ほかの洗剤と混ぜない

洗剤の中でも特に、酸性の洗浄剤と重曹を混ぜるのは大変危険です。化学反応により有害なガスが発生する可能性があるため、絶対に混ぜてはいけません。

重曹とほかの洗剤を混ぜるのも、お互いの効果を打ち消しあうことになります。また、洗浄効果も低下するため、ほかの洗剤と混ぜる場合は洗剤と重曹を別々に使用し、混ざらないように細心の注意を払いましょう。

注意をしながら使おう

重曹は傷がつきやすい素材に使用したり、ほかの洗剤と混ぜたりする使い方はできません。快適な生活空間を保つために使える重曹も、使い方を間違えると傷や有害なガスが発生する危険もあります。重曹を使う前に素材の確認や説明書などを確認してから使いましょう。

ayako／ライター