兵庫県立考古博物館で出会う 「しあわせの花ー鏡に表現される植物たちー」 加西市
兵庫県立考古博物館加西分館にて春季企画展「しあわせの花ー鏡に表現される植物たちー」を開催。本展では花と緑に溢れる季節にあわせ、古代の銅鏡に描かれた植物紋様やその文化について紹介されます。
銅鏡に描かれた植物紋様は戦国時代から隋唐時代にかけて流行し、単に美を表すだけでなく、豊かさや幸福を象徴しています。主な展示品には、団華紋鏡(隙間なく花紋が放射状に広がる想像上の花)、蓮上唐子紋八花鏡(蓮の花と童子の図柄で高貴や繁栄を象徴)、海獣葡萄鏡(獣と葡萄が豊かさや子孫繁栄を表現)が含まれます。
関連行事として、6月21日に講演会「鏡に表された植物」(事前予約制、先着20名、中学生以上対象)が開催されます。また、3月22日から8月30日までの間に学芸員によるギャラリートーク(予約不要、観覧券必要)が複数回実施されます。
<記者のひとこと>
古代の銅鏡に描かれた植物紋様を通じて、当時の文化と人々の幸福願望を感じられる貴重な展覧会です。春から秋にかけての季節感とともに、歴史と美術の世界を楽しめます。
開催日
2025年3月15日(土)~ 9月7日(日)
場所
兵庫県立考古博物館加西分館
(加西市豊倉町飯森1282-1 県立フラワーセンター内)
時間
9:00~17:00(入館16:30まで)
料金
100円(高校生以下無料、障害者手帳提示による減免あり)
問い合わせ
兵庫県立考古博物館加西分館「古代鏡展示館」
0790-47-2212
備考
講演会「鏡に表された植物」の予約は2025年5月17日(土)から受付開始