3度のドラフト指名漏れ… 日本代表も経験した強肩強打の捕手 くふうハヤテに入団
■名城大学からNTT東日本 野口泰司捕手が加入
静岡市に本拠地を置くプロ野球球団「くふうハヤテベンチャーズ静岡」が4月30日、野口泰司選手の入団を発表した。野口捕手は強肩強打の捕手。高校、大学、社会人と3度のドラフト指名漏れを経験しているが、新天地からNPB12球団入りを目指す。
ソフトバンクやDeNAにも所属した40歳右腕 コーチ兼任でくふうハヤテに復帰
くふうハヤテは5月1日付で野口捕手が加入すると明らかにした。背番号は35に決まった。愛知県知立市出身の野口捕手は現在24歳。身長180センチ、体重96キロと体格に恵まれている。
野口捕手は愛知・栄徳高校で1年春からメンバー入りし、夏の愛知県大会ではスタメンにも名を連ねた。その後、名城大学に進学し、主力として3度のリーグ優勝と全国大会出場を経験。4年秋には明治神宮大会でベスト4入りに貢献した。4年生の時には大学日本代表に選ばれている。
名城大学卒業後は社会人野球の強豪・NTT東日本に進んだ。2年目のシーズンからは正捕手を務め、昨夏には23歳以下の日本代表で主将を任された。
野口捕手は強肩と強打を武器に、チームで重宝される「打てる捕手」としてプロ入りを目標としてきた。しかし、栄徳高校、名城大学、NTT東日本と計3回プロ志望届を出したものの、ドラフト会議で名前を呼ばれなかった。大学と社会人の時はドラフト上位候補としても名前が挙がっており、指名漏れがニュースになっている。
新天地には、ウエスタン・リーグに所属する「くふうハヤテ」を選んだ。チームでは昨秋のドラフト会議で、早川太貴投手が阪神タイガースから育成3位で指名を受けた。
くふうハヤテはリーグ戦でNPB12球団の2軍と対戦することから、野口捕手にとっては12球団入りへ向けてアピールの場となる。秋のドラフト会議で“4度目の正直”を目指す。
(SHIZUOKA Life編集部)