猫が撫でられると『そこそこ♡』と喜ぶ体のパーツ4選と、習得したい上級“撫でスキル”
1.顔まわり
猫が最もリラックスしやすい部位として知られているのが顔まわりです。とくに、目の上、頬、あごの下などは、優しく撫でてあげると「そこそこ♡」と言いたげに目を細めたり、喉をゴロゴロ鳴らしてくれることも多いでしょう。
顔まわりにはフェロモンを分泌する腺もあるため、飼い主さんにニオイをつけられ、同時に気持ちよさと、安心感を得られる場所でもあります。
ただし、急に触ったり、しつこく撫ですぎたりすると嫌がる子もいるため、反応を見ながら優しく触れるのがポイントです。猫が自分からすり寄ってきたら、撫でどきです。
顔まわりを撫でるときは、毛並みにそって優しく撫でてあげるのがポイントです。マッサージをするように撫でてあげると喜ぶ猫もいます。
2.首筋
首筋は自分では届かない場所なので、撫でると喜ばれる場所です。
猫も人間と同様に首まわりは凝りやすいので、優しくマッサージするように撫でてあげると、うっとりした表情を見せてくれるでしょう。
とくに、耳の後ろやうなじ部分は、自分で掻くのが難しいので、ポリポリと掻くように撫でてあげると気持ちよさそうな反応を返してくれる場合も。撫でる際は、指先で押すようにマッサージをしてあげると喜ばれます。
3.背中
背中は猫が撫でられることに比較的慣れている部位で、日頃から触れ合いやすい場所でもあります。頭から背中にかけて手を滑らせるように撫でると、安心したように体を伸ばしたり、尻尾をぴんと立てたりすることがあります。
手のひら全体を使い、頭からお尻に向けて、背中の毛並みに沿って一定のリズムで撫でるのがポイント。毛並みに逆らって撫でるのは嫌がられる原因になりますのでやめましょう。
また、長く撫でていると「もういい」と離れてしまうこともあるので、猫の反応をよく観察しながら短時間で切り上げるのがコツです。
4.尻尾の付け根
猫にとって尻尾の付け根付近は、思いがけない「そこそこ♡」なポイントです。
撫でるというよりも、一定のリズムで軽くポンポンと叩いてあげると喜ぶでしょう。ポンポンすると、お尻をぐっと上げて反応する猫も多く、ツボに入るとその場でうっとりと固まることもあります。
ポンポンしている最中は、猫の反応をよく観察し、尻尾を下げる、腰を下げる様子が見られたら「もうやめて」のサインですから、終わりにしましょう。
ただし、この部位は猫によって好みが分かれやすく、苦手とする子も少なくありません。最初は軽く触れる程度にし、嫌がったら以降は触れないようにしてくださいね。
猫に喜ばれる基本の撫で方
猫を撫でるときは、基本的に「待ち」の姿勢です。猫が自分から近づいてきたり、リラックスして横になったりしているときがベストです。また、いきなり手を出すと驚いて警戒されますので、猫の視界に入ってから手を差し出すようにします。
撫で方は「毛の流れに沿って」「ゆっくりと」「やさしく」が基本です。力を入れすぎず、一定のリズムを意識しておこなうことで、安心感を与えることができます。
途中で猫が耳を伏せたり、尻尾を振ったりしたら「もう、おしまい」のサインなので、終わりにしましょう。
まとめ
猫が「そこそこ♡」と感じる撫でポイントは、顔まわり・首筋・背中・尻尾の付け根の4ヵ所です。ただし、どの部位も猫の個性によって好き嫌いが分かれるため、愛猫の反応をよく観察しながら見極めていくことが大切です。
また、撫でるタイミングや力加減、スピードなどは、猫によって好みがあります。愛猫をうっとりさせるゴッドハンドを目指して、ぜひ頑張ってくださいね。